2009年8月7日金曜日

Dennis Gruenling / I Just Keep Lovin' Him - a Tribute to Little Walter


『Dennis Gruenling / I Just Keep Lovin' Him - a Tribute to Little Walter』 (Black Bender)
1. Up The Line
2. Lovin' Man
3. I Got To Go
4. Hot Shot
5. Too Young To Know
6. Corbella
7. If You Were Mine
8. My Little Machine
9. Teenage Beat
10. As Long As I Have You
11. Temperature
12. One Of These Mornings
13. That's It
14. You're Sweet

このアルバムは久々のジャケ買いでした。いかにもチェス・レコードを彷彿とさせるようなジャケットで、どこかで見たようなデザインと思いませんか。で、チェスのアルバムを探してみたら、ありました、ありました。リトル・ウォルターの「ヘイト・トゥ・シー・ユー・ゴー」の裏ジャケ。これは合成写真かな。個人的には好きですね、こういうの。

CD本体もアナログのレコードに似せたデザインで、表面には溝まで切ってある凝った作り。因みに、針を落としても音は出ません。ジャケットもCDもディテールに至るまで、かなりのこだわりようで、これだから通常の価格より5ドルも高くなってんのかな。

さて、主役のデニス・グルーエンリングという人、アメリカではかなり評判の高いハーピストのようですが、僕は全く知らなかったなぁ。

これまでに3枚のアルバムがありますが、全て廃盤になってるみたい。サンプルを試聴してみましたら、基本的にはスウィングやジャンプ・ブルースで、2枚目では今回のアルバムに通ずるようなヴィンテージなシカゴ・サウンドもやってますね。なかなか渋い。スウィングやジャンプ・ブルースは好きなところでもあるので、ちゃんと聴いてみたい気もするが廃盤では残念です。

しかし、今回のリトル・ウォルターのトリビュート・アルバム、結構お気に入りでヘビー・ローテーションで聴いてました。デニス・グルーエンリングは歌は一切歌わず、ハーモニカ・オンリーで、ゲストのキム・ウィルソンやリック・エストリン、スティーヴ・ガイガー、紅一点のジーナ・フォックスという人が交代で歌ってます。デニスを全く知らなくても、なんか馴染み深い気がするところがミソだね。

曲はウォルターのオリジナルばかりではなく、マディの(2)や(5)、ウィリー・ディクソン作でオーティス・ラッシュがコブラ・セッションでやった(7)とか。この時はウォルターが吹いてましたね。ジミー・ロジャースの(8)とか。ウォルターがサポートとして参加した曲も取り上げてて、とても良い選曲だと思います。

一番の聴き所は、デニス、キム・ウィルソン、リック・エストリン、3人のハーピストが一堂に会して演奏したハーモニカ・インストの(9)だね。ラスティ・ジンのギターもなかなか渋くて、こりゃたまらんです。

全体的に、あの当時のドロッとした粘りのあるサウンドではなく、ウエスト・コースト系の軽快なノリのカラッとしたサウンドです。黒人マニアの方には受け入れて貰えないサウンドかもですが、このリラックスした雰囲気、軽いけど明るい。好きなんだなぁ。

2009年7月22日水曜日

吾妻光良 & The Swinging Boppers / Sweatin’ Ballroom


『吾妻光良 & The Swinging Boppers / Sweatin’ Ballroom』 (HOT RIVER HOTRCD-001)
1. Things Ain't Waht They Used to Be
2. 齢には勝てないぜ
3. 最後まで楽しもう
4. 顔のシワ
5. しかしまあ何だなあ
6. パッチグー
7. Let Your Hair Down
8. 登場 Theme 1
9. I Can Dream, Can't I
10. Do You Ever Think of Me ~退場 Theme 1
11. 道徳 Hop
12. Big 盆 Boogie
13. 極楽パパ
14. 飲むのはやめとこう
15. 登場 Theme 2
16. Just a Gigollo ~ I Ain't Got Nobody
17. Latin medley of the fascination: 嫁の里帰り ~ 誰がマンボに "ウッ!!" をつけた
18. 知らぬまに心さわぐ "You Brought a New Kind of Love"
19. 退場 Theme 2
20. 高田馬場へ "Loosiana"
21. ほんじゃね

スウィンギン・バッパーズも結成30周年を迎え、記念すべき初のライブ・アルバムが発売されましたね。半年くらい前なんですけれど。
定番となってるオープニング曲から脱退した堀江さんに捧げられたというエンディング曲まで、ベスト盤的選曲で、アッという間の78分、相変わらず愉快でエンターテイナーだなって感じですね。

ジャンプ・ブルースとかスウィングとか、日本ではマイノリティーなサウンドながら、身につまされるユニークな歌詞と吾妻さんのボーカルが親しみ易さを感じるところで、「ビック・バンド歌謡曲」といわれる所以なのかな。しか~し、めちゃ上手いとは言えないけれどスウィングするビッグ・バンドとゲイトマウス・ブラウンばりにキレのあるジャンピン・ギター。これが肝心です。吾妻さんのギターはやっぱ最高すね。

曲は今更レヴューするまでもないが、(4)や(12)は聴いたことがなかったな。ライブではやってたのかな。(4)の歌詞なんか、身に覚えがあるからもう可笑しくって笑っちゃうね。(12)も吾妻ワールド全開のジャンプ・ブルース。最後、“ボーン・トゥ・ビー・ワイルド”だって。こういう遊び心も大好き。

カヴァー曲では、ルイス・プリマの(16)。ゲストの藤井康一さんがボーカルを担当されてて、割と忠実のカヴァーしてますね。歌もバンドもプリマほどの迫力はないが、なかなかいい感じです。吾妻さんのパキパキーンのギターが入ることでまたいい味が出てるな。鶯谷から始まった駅名が何線なのかピンと来ないが、「ウチです。」ってなんだそういうオチでしたか。ほんと面白い。
そういえば、DVDも発売されてるようで、お小遣い溜まったら買っちゃおうかな。