2011年8月12日金曜日

Joe Krown - Russell Batiste Jr. - Walter "Wolfman" Washington / Triple Threat


『Joe Krown - Russell Batiste Jr. - Walter "Wolfman" Washington / Triple Threat』
1. Only You (W. Washington)
2. Down by the River (J. Krown)
3. Last Two Dollars (G. Jackson)
4. Ridin' Thru the Mountains (R. Batiste)
5. For Your Love (E. Townsend)
6. Triple Threat (Krown, Batiste, Washington)
7. Twelve (R. Batiste)
8. Out of the Dark (W. Washington)
9. Dame Dreaming (J. Krown)
10. Can I Change My Mind (Wolfolk, Despenza)
11. Rollin' with Big Pat (R. Batiste)
12. Spirit of the Wolf (Krown, Batiste, Washington)

Joe Krown - hammond B-3 organ
Walter "Wolfman" Washington - guitar & vocals
Russell Batiste Jr. - drums & background vocals


2008年にライブ・アルバムを発表したジョー・クラウン、ラッセル・バティスト、ウォルター・ワシントンによるトリオバンドですが、満を持してスタジオ盤をリリースしました。
スタジオ録音でも変わらずに、まったりとカッコいいサウンドを放ってますね。
ジャズ・ファンク的なオルガン・コンボ・サウンドとワシントンが歌うソウル・ナンバーの2パターンを良い按配に並べた構成で、聴き応え十分、楽しめるアルバムになりました。

ジャズ・ファンク的なオルガン・コンボ・サウンドでは、バティスト作曲でバティスト自身も参加してたパパ・グロウズ・ファンクの1stアルバム「Doin It'」に収録されてた(4)。この曲がまずは何と言ってもカッコいいのです。トリオであるが故の隙間だらけのシンプルなバンド・サウンド、マッタリとしたゆる~いファンキー・グルーヴはたまらん魅力です。

ジョー・クラウンの曲ではやっぱり(9)かな。この曲はJoe Krown Organ Combo のアルバム「Livin' Large」に収録されて曲で、どちらも甲乙付け難いカッコ良さがあるのですが、どちらかと言えば今回のバージョンのほうが好きですね。(4)同様、間やタメを効かせたこのゆる~いグルーヴがいいのです。
クラウンのこってりと粘りのあるブルージーなオルガンに、ファットなトーンでジャジー&ブルージーに弾くワシントンのギター。そして、バティストのめちゃくちゃクールなドラミング。この3人だからこそ成し得たサウンドであろうという感じがしますね。

ウルフマン・ワシントンが歌うソウル・ナンバーでは、70年代を思わせるファンキーでジャジーなソウル(1)がまず気に入ってますし、ジョニー・テイラーの1996年のヒット曲(3)や しっとり歌い上げる(5)辺りもしぶ~い歌声で結構いい感じですね。
全部で5曲歌ってるのですが、その中でもワシントンが1988年にリリースしたアルバム「Out of the Dark」のタイトル・ナンバー(8)が一番好き。ボビー・ブランドを彷彿させる渋い歌声で、後半の盛り上がりをみせる魂の入った歌とブルージーなギター、痺れます。

録音状態も申し分なく、中低音もしっかり出てますので、迫力のサウンドが楽しめます。
真空管アンプを稼動させるには過酷な季節ですが、心地よいサウンドを堪能する為には、、、、、ベランダに打ち水して扇風機回せば割と涼しい、なんてやせ我慢を言いつつ聴いておりますが、、、暑い、、、
それはさて置き、最近常用している真空管は、サンバレーのPrime 300B ver.4 というメッシュプレートの300Bで、メッシュだからって音にどう影響するのかよく分かりませんが、中低音域寄りのパワフルさと音の広がりの良さ、こういう音を豊潤な音色と言うんでしょうか。凄く気に入ってる真空管です。
ジャズ・ファンクをかけても迫力と躍動感があって楽しく聴けます。

2011年8月5日金曜日

Spencer Bohren / The Blues According To Hank Williams


『Spencer Bohren / The Blues According To Hank Williams』 (Valve Records 2987)
1. Lonesome Whistle
2. I'm Gonna Sing
3. Honky-Tonk Blues
4. Weary Blues
5. Mind Your Own Business
6. Crazy Heart
7. I Can't Help It
8. My Sweet Love Ain't Around
9. Moanin' The Blues
10. Cold, Cold heart
11. I'm So Lonesome I Could Cry
12. Live and Love
13. Lovesick Blues
14. I Saw The Light
15. Ramblin' Man


スペンサー・ボーレンはワイオミング生まれで、ニューオーリンズで活動しているギタリスト&シンガー。リゾネイターでスライドを弾き、カントリー・ブルースを演奏する人のようですが、白人のカントリー・ブルース・マンのアルバムはどうも購入意欲が湧かなかったというのもあって、今まで聴いてなかったのです。
今回のアルバムはハンク・ウィリアムズのカヴァー曲集ということで、カントリー・ブルースではなく、フォーキーなカントリー・ミュージックでして、ボビー・チャールズを思わせるようなスワンプな雰囲気もあってめちゃくちゃ渋いですね。
ハンク・ウィリアムズはベスト盤をちょっと聴いた程度であまり詳しくはないのですが、ナンバーワンヒットした(13)(9)(10)をはじめ、比較的有名な曲が収録されてますので馴染みよい所です。
個人的に気に入ってる曲は、まずはホンキートンクなブルースナンバーの(3)。終始ギター一本で歌っている曲で、アコギの響きとダンディな歌声、肩の力がスーっと抜けていく様な温かみのある穏やかな雰囲気が和みますね。
(5)も結構好きな曲で、スローテンポの落ち着いた雰囲気の曲が多い中、この曲は2パートのギターとスティールギターの伴奏で、比較的賑やかでアップテンポ。ノリの良いギターのバッキングとレイドバックしてるスティールギターが聴きもの。こういう楽しいノリの曲もいいです。
バラードの名曲(11)。「泣きたいほどの淋しさだ」って曲ですが、この辺りの歌心も素晴らしいものがありますね。
ハンク・ウィリアムズの初のナンバーワン・ヒット曲(13)も好きだな。