『The Insomniacs / At Least I'm Not With You』 (Delta Groove DGPCD130)
1. Lonesome
2. Broke And Lonely
3. Directly From My Heart To You
4. Maybe Sometime Later
5. At Least I’m Not With You
6. Root Beer Float
7. Hoodoo Man Blues
8. She Can Talk
9. Baby Don’t Do It
10. Angry Surfer
11. Description Blues
12. 20/20
13. Insomniacs Boogie
The Insomniacs:
Vyasa Dodson - vocals & guitar
Dean Mueller - bass
Alex Shakeri - piano & Hammond B-3
Dave Melyan - drums
Special Guests:
Al Blake - harmonica (1)
Mitch Kashmar - harmonica (7)
Joel Paterson - Pedal Steel Guitar (2)
Jeff Turmes - Tenor Sax (3, 5, 9, 13) Baritone Sax (3)
The Insomniacs:
Vyasa Dodson - vocals & guitar
Dean Mueller - bass
Alex Shakeri - piano & Hammond B-3
Dave Melyan - drums
Special Guests:
Al Blake - harmonica (1)
Mitch Kashmar - harmonica (7)
Joel Paterson - Pedal Steel Guitar (2)
Jeff Turmes - Tenor Sax (3, 5, 9, 13) Baritone Sax (3)
相変わらずこのバンド名を何と読むのか分からないんだな。
ジ・インサムニアックスでいいのかな?
不眠症患者という意味なんですが、演奏がカッコ良過ぎで眠れないのか、はたまた雑音だからてんで眠れないのか、それは聴く人次第で、、、、、結局不眠症になるのか。
それはさて置き、このバンド、ウエスト・コースト近辺の若手ブルース・バンドの中ではピカイチの実力派だと個人的には思ってんだけれど、日本では全く紹介されずだ。
このアルバムはビルボードのブルース・チャートで14位にまで上ったし、アメリカでは良く聴かれてるんだけどな。
今回のアルバムで通算2作目のリリースとなります。
前作のジャケットは余りにも奇抜なデザインでドン引き、買うのを躊躇ったほどだったが、内容はジャンピーなロッキン・ブルースでゴキゲンなサウンドでした。
今回はジャケがカッコよくなってまずは良かった。サウンドは前作同様の路線で、ジャンプ・ブルースやブギがあり、R&Bあり、トラディショナルなブルースありだ。少々ソリッドなサウンドになったような気がするが、これはギターの音色の影響かな。
まず、1曲目はメンフィス・スリムの曲だが、これはハリウッド・ファッツのバージョンをカヴァーしたもの。若手にもハリウッド・ファッツの影響力は絶大だな。この曲にアル・ブレイクがハーモニカで参加してるのも感慨深いものがある。軽快なノリの良い曲ですが、ナチュラル・トーンのハープが妙に染み入るな。
2曲目はジョニー・オーティス&ジョニー”ギター”ワトソンの曲だね。ジョニー・ウィンターに比べれば、かなりイナタいサウンドだよ。エグいサウンドにしないで自分等のサウンドを崩さないのはお若いのにと思ってしまう。ソリッドで若干歪み系のギターも結構カッコよい。
(3)はリトル・リチャードの曲。フェントン・ロビンソンがやってたが、あれと比較するとかなり分が悪いね。特に歌が、、、、、比較するのは可愛そうだろですが、でもなかなか頑張ってるほう。ウォームなトーンで弾くギターは結構上手い。
カヴァー曲では他に名曲の(7)、ここではゲストのミッチ・カシュマーがハーモニカを吹いてます。ウィリアム・クラークの愛弟子ですが、現在のウエスト・コースト界隈では1、2を争う名ハーピスト。この人のアンプリファイド・ハープはやっぱ絶品だ。
(9)は5ロイヤルズのR&Bナンバー、(11)はT-ボーン・ウォーカーの曲のようですが、大分アレンジされてます。しっとりとした雰囲気のいいスローブルースで、間合いといいタメといいなかなか艶っぽいギターに、ブルージーなハモンドB-3のサウンド。結構好きです。
オリジナルもカヴァーした名曲に負けず劣らず上出来の曲が多く、シャッフルのインスト・ナンバー(6)、ここではよく転がるピアノが上手いね。思いっきりハードにロッキン・ブルースしてる(8)や(10)も結構カッコいい。ギターも然ることながら跳ねまくるピアノの存在は大きい。最後はそのピアノをメインにしたブギ・ナンバーと言いたいところで、もうちょっとピアノが聴きたい気分だったが、やはり、このバンドはボーカリスト兼ギタリストでコンポーザーのVyasa Dodsonのバンドのようだ。
このアルバムはビルボードのブルース・チャートで14位にまで上ったし、アメリカでは良く聴かれてるんだけどな。
今回のアルバムで通算2作目のリリースとなります。
前作のジャケットは余りにも奇抜なデザインでドン引き、買うのを躊躇ったほどだったが、内容はジャンピーなロッキン・ブルースでゴキゲンなサウンドでした。
今回はジャケがカッコよくなってまずは良かった。サウンドは前作同様の路線で、ジャンプ・ブルースやブギがあり、R&Bあり、トラディショナルなブルースありだ。少々ソリッドなサウンドになったような気がするが、これはギターの音色の影響かな。
まず、1曲目はメンフィス・スリムの曲だが、これはハリウッド・ファッツのバージョンをカヴァーしたもの。若手にもハリウッド・ファッツの影響力は絶大だな。この曲にアル・ブレイクがハーモニカで参加してるのも感慨深いものがある。軽快なノリの良い曲ですが、ナチュラル・トーンのハープが妙に染み入るな。
2曲目はジョニー・オーティス&ジョニー”ギター”ワトソンの曲だね。ジョニー・ウィンターに比べれば、かなりイナタいサウンドだよ。エグいサウンドにしないで自分等のサウンドを崩さないのはお若いのにと思ってしまう。ソリッドで若干歪み系のギターも結構カッコよい。
(3)はリトル・リチャードの曲。フェントン・ロビンソンがやってたが、あれと比較するとかなり分が悪いね。特に歌が、、、、、比較するのは可愛そうだろですが、でもなかなか頑張ってるほう。ウォームなトーンで弾くギターは結構上手い。
カヴァー曲では他に名曲の(7)、ここではゲストのミッチ・カシュマーがハーモニカを吹いてます。ウィリアム・クラークの愛弟子ですが、現在のウエスト・コースト界隈では1、2を争う名ハーピスト。この人のアンプリファイド・ハープはやっぱ絶品だ。
(9)は5ロイヤルズのR&Bナンバー、(11)はT-ボーン・ウォーカーの曲のようですが、大分アレンジされてます。しっとりとした雰囲気のいいスローブルースで、間合いといいタメといいなかなか艶っぽいギターに、ブルージーなハモンドB-3のサウンド。結構好きです。
オリジナルもカヴァーした名曲に負けず劣らず上出来の曲が多く、シャッフルのインスト・ナンバー(6)、ここではよく転がるピアノが上手いね。思いっきりハードにロッキン・ブルースしてる(8)や(10)も結構カッコいい。ギターも然ることながら跳ねまくるピアノの存在は大きい。最後はそのピアノをメインにしたブギ・ナンバーと言いたいところで、もうちょっとピアノが聴きたい気分だったが、やはり、このバンドはボーカリスト兼ギタリストでコンポーザーのVyasa Dodsonのバンドのようだ。