2011年8月5日金曜日

Spencer Bohren / The Blues According To Hank Williams


『Spencer Bohren / The Blues According To Hank Williams』 (Valve Records 2987)
1. Lonesome Whistle
2. I'm Gonna Sing
3. Honky-Tonk Blues
4. Weary Blues
5. Mind Your Own Business
6. Crazy Heart
7. I Can't Help It
8. My Sweet Love Ain't Around
9. Moanin' The Blues
10. Cold, Cold heart
11. I'm So Lonesome I Could Cry
12. Live and Love
13. Lovesick Blues
14. I Saw The Light
15. Ramblin' Man


スペンサー・ボーレンはワイオミング生まれで、ニューオーリンズで活動しているギタリスト&シンガー。リゾネイターでスライドを弾き、カントリー・ブルースを演奏する人のようですが、白人のカントリー・ブルース・マンのアルバムはどうも購入意欲が湧かなかったというのもあって、今まで聴いてなかったのです。
今回のアルバムはハンク・ウィリアムズのカヴァー曲集ということで、カントリー・ブルースではなく、フォーキーなカントリー・ミュージックでして、ボビー・チャールズを思わせるようなスワンプな雰囲気もあってめちゃくちゃ渋いですね。
ハンク・ウィリアムズはベスト盤をちょっと聴いた程度であまり詳しくはないのですが、ナンバーワンヒットした(13)(9)(10)をはじめ、比較的有名な曲が収録されてますので馴染みよい所です。
個人的に気に入ってる曲は、まずはホンキートンクなブルースナンバーの(3)。終始ギター一本で歌っている曲で、アコギの響きとダンディな歌声、肩の力がスーっと抜けていく様な温かみのある穏やかな雰囲気が和みますね。
(5)も結構好きな曲で、スローテンポの落ち着いた雰囲気の曲が多い中、この曲は2パートのギターとスティールギターの伴奏で、比較的賑やかでアップテンポ。ノリの良いギターのバッキングとレイドバックしてるスティールギターが聴きもの。こういう楽しいノリの曲もいいです。
バラードの名曲(11)。「泣きたいほどの淋しさだ」って曲ですが、この辺りの歌心も素晴らしいものがありますね。
ハンク・ウィリアムズの初のナンバーワン・ヒット曲(13)も好きだな。

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