2009年3月4日水曜日

Big Walter Horton / Bocce Boogie : Live 1978


『Big Walter Horton / Bocce Boogie : Live 1978』 (TopCat TCT7082)
1. Every Day I Have The Blues
2. Walter's Boogie
3. Trouble in Mind
4. My Babe
5. Cold Chills
6. That's Why I'm Cryin'
7. Bocca Boogie
8. La Cucaracha
9. Sweet Black Angel
10. Baby Please Don't Go
11. Hard Hearted Woman
12. Little Bitty Girl
13. Don't Get Around Much Anymore
14. Tell Me Why
15. Breakin' with the Earl

1978年9月、ロードアイランドにあるBocce Clubで収録されたライブだが、これはジョニー・ニコラスの結婚披露パーティーの為にセッティングされたもので、ウォルター・ホートンを呼んじゃうなんて、なんと粋なパーティーなんでしょうね。
プライベートなライブなので録音状態は良くないが、お客さんの話声など会場のざわめきが終始聞こえてきて、却って生々しいリアリティーがあります。

ホートンは15曲中9曲に参加。シュガー・レイが歌う(1)に続き(2)で登場しますが、ホートン節のハーモニカとバック・バンドのグルーヴ感、もう最高で言葉になりません。次のキー・トゥー・ザ・ハイウェイを想わせる(3)では、ホートンのエモーショナルなハーモニカがとても素晴らしく、涙腺に響いてきますね。リトル・ウォルターの(4)もタメのある最高のノリで、これはもうかぶりつきでしょう。あと、ホートンが(9)や(10)を演奏してるの初めて聴きました。すごく得した気分。

2009年3月2日月曜日

RJ Mischo / King Of A Mighty Good Time


『RJ Mischo / King Of A Mighty Good Time』 (Challis CHREC118)
1. Cheap Wine
2. Joint!
3. Too Little Love(Too Much Religion)
4. Who's Out There?
5. Crawlin' Kingsnake
6. Greyhound
7. Rj's Back In Town
8. Birds Nest On The Ground
9. I Can't Do Without You
10. Good Bad Co.(Don't Worry)
11. Give It Up
12. Watchdog
13. King Of A Mighty Good Time

RJミショーはウェスト・コーストのハーピストで、まだ10代後半の若い時分からプロとして活動し始め、ミネアポリス時代はモジョ・ビュフォードやサニー・ロジャーズ、パーシー・ストローザーらと活動していたそうです。

シカゴには近いので、その辺りの連中との付合いも深かっただろうと思います。サウンドも50年代のヴィンテージなシカゴ・ブルースが感じられます。

しかし、本拠地をシカゴではなくウェスト・コーストに移したのは、リンウッド・スリムの誘いなのか、それとも性に合ってるからなのか、どうなんでしょうね。

RJのサウンドはウェスト・コーストに移ってからのしか聴いてないが、ヴィンテージ・シカゴ・ブルースを描写しつつも、軽快なスピード感やロッキンな豪快さは、やはりウェスト・コーストのサウンドだなって感じです。ハーモニカのテクニックも抜群で、図太くはないが割りと黒さのあるボーカルもなかなかカッコいい節回しで好きなところですね。

今回のアルバムも、1曲目から如何にもRJミショーって感じのロッキン・ブルースから始まりますが、ここ最近はずっと一緒にやってた、ロウダウンでいなたいギターを弾く職人フランク・ゴールドワッサーが参加していないのはちょいと寂しいな。

代わりにノルウェー出身のキッド・アンダーセンがギターを弾いてます。自身のアルバムは聴いた事がないのですが、スウィンギー&ジャンピンなギタリストでオーティス・ラッシュを想わせる部分も持ち合わせてるみたいです。チャーリー・マッスルホワイトのリード・ギタリストを務めたこともあり、最近はリック・エストリン&ザ・ナイトキャッツに参加してるようです。実は先のエルヴィン・ビショップのアルバムにも参加してたんですよね。これからこの名前が至る所で登場しそうで、ウェスト・コースト・ファンとしては押さえておきたい人かな。

キッド・アンダーセンを得て少々面持ちが変わったが、我が心石に匪ず転ず可からずで、RJミショーの確固不動のサウンドはなお健在で嬉しい限りです。

アフリカンなリズムにリゾネーターやシタールまで使った神秘的なデルタ・ブルース(3)は、変り種で結構面白かったが、やはり(6)(7)(8)辺りのロッキン・ブルースの怒涛の攻撃はたまらんです。特に(8)、イントロのハーモニカに絡むギター、このバンド・アンサンブルのカッコよさ、抑揚のある節回しのボーカル。ほんと最高にカッコいい。

ライス・ミラーのスロー・ブルース(9)でのハーモニカは深いし、モジョ・ビュフォードの(12)でのタメたハーモニカも痺れます。