2010年5月24日月曜日

ポータブルヘッドホンアンプ

iphoneやipodを検索してると、ポータブルヘッドホンアンプ(PHPA)というのをよく見かけます。あまり馴染みのないアンプですが、iphoneに繋げると格段に音が良くなるらしい。iphoneやipodに内蔵されてるアンプは質が良くないので、Dockから直接音を取り出して、PHPAで増幅させてやるというもの。
iphone本体だけでも結構良い音がするのに、これよりも格段に音が良くなるとは、これは1台買わない手はない。
で、PHPAを調べてみると、かなりマイナーなアンプで殆どがハンドメイド。選択種も限られてくるし結構いい値段しますね。参考になる記述もあまりないので、見た目勝負で、ビビッときたのがMicrosharのμAMP109というアンプ。
このアンプはなんつっても"HAND MADE IN THE USA"というのが決め手だった。アメリカン・サウンドをこよなく愛する者としてはたまんない響き。(Sennheiserはドイツやんかって突っ込みが入りそう)
日本でも購入できるのですがやはり高いので、Microsharに直接オーダーしました。
すると、「2010年モデルの新作を発売するよ」というメールを貰ったのでそれを購入することにしました。それがμAMP109G2。


深紅のボディがカッコいいね。ホットなサウンドが出て来そうだよ。
2009年モデルからの大きな変更は、電池がリチウムイオンになった事。μAMP109で不安だったのがニッケル・水素の電池だったので、これは有難い。充電時間2、3時間で、連続12時間の稼動。非連続だったらもっと延びるでしょうね。

さて、iphoneを繋ぐケーブルが必要だが、iphoneのアンプを介さずより良い音で聴くには、Dockケーブルが必須。
これもやはりハンドメイドが主流で、もうマニアの領域だね。
銀線だのオーグ-Pt線だのと色々とあるが、どれも非常に値段が高い。調べてみると作り方を記載してるHPも見受けられる。どうも自分で作れそうな感じだ。部品は安いので、色々作って聴き比べると面白いかもしれない。これはいずれ自作するとして、とりあえず、格安の中国製をeBayで購入しました。

iphone ⇒ Dockケーブル ⇒ μAMP109G2 ⇒ Sennheiser IE8
という構成で聴いてみました。
イヤホンなのに音場が広がったように感じますが、それよりも凄いのが定位感が桁違いに良くなった事。ライブアルバムを聴いてると、お客さんの歓声に思わず後ろを振り向きそうになるほどの臨場感。感動的な音の良さですね。低音の迫力もイヤホンの域を遥かに超えてると思う。音楽聴くのがとても楽しくなるようなサウンドですね。


普段はポーターのポーチに入れて持ち歩いてます。ちょっと嵩張りますが、アウトドアでメチャクチャいい音で聴けるんですから、なんて事はないです。
しかし、この音聴いてしまってから、JBLがまた非常に欲しくなったんですよね。
結局買っちゃったんですが、次から次と悦楽への道は果てしない
楽しいから、まーいいか。

2010年5月15日土曜日

iphoneとSennheiser IE8、おまけのAKG IP2

カミさんの機種変にノコノコと付いて行ったのが、幸か不幸か運のつきであった。
暇潰しに店頭に置いてあったiphoneを弄ってたら、なんか結構面白い。2年のノルマは達成していたので、自分まで機種変してしまった。これが発端だったんだな。


iphoneを買った一番の目的は、搭載されてるipodだった。
iTunesを用意して、とりあえず音楽を取り込んでみた。
当時愛用していたイヤホンはAKGのIP2というヤツで、モニター用ということだが、どちらかと言えば中低音寄りで割りとフラット。明瞭なサウンドを出します。
これで聴いてみたら、然程良い音ではなかった。前の携帯と同じレベルでガッカリ。
しかし、よくよくiTunesを調べてみるとエンコーダが選べるらしい。
ならば、AAC最高の320kbpsで入れ直してみたが、これも満足いくものではなかったので、容量は食うけれどAppleロスレスで取り込んだ。
高音の響きが格段に良くなって、中低音も厚みが増して豊かになりました。これは十分に満足のいくレベルです。
AACというエンコードは、人間の耳には聴こえない周波数をカットして容量を抑えてるらしい。音の広がり方がこんなにも違うのだから、やはり聴こえないからってカットしちゃいけないようですね。

実は音への探究心というか、出来るだけ良い音で聴きたいと思うようになったのはこの辺りからで。
これだけ音が良いと、次は高級イヤホンが欲しいとなってしまった訳でして、試聴できるほど恵まれた環境ではないので、ネットでのレヴューが頼り。
バランスド・アーマチュア型のUltimate Ears TripleFi 10 PROにするか、ダイナミック型最高峰のSennheiser IE8にするか思案した挙句、ロッキン・ブルースを迫力のサウンドで聴きたいと思ったら、やはりダイナミック型だろうってことでSennheiser IE8にしました。

このイヤホンのドッシリとした厚みのある低音は、想像を遥かに超えてた。高音は低音に比べるとちょっと引き気味だが、決してキンキンしない艶のある上品な音ですね。全体的に柔らかく聴き易くて、かなり好みのサウンド。イヤホンのイメージが変わりました。
また、いろんな種類のイヤーピースが付属してまして、イヤーピースで全く音が変わってしまうとは初めて知りました。低音が全然出ない物や低音が強調され過ぎる物など、殆ど使えないものばかりでこれには呆れました。バランスが良いのは最初から装着されてたシリコン製ですが、これが自分の耳に合わない。すぐ外れそうになるんですね。緩むと低音は全く出なくなるし、ほんとシビアなイヤホンだよ。
今は試行錯誤の末、コンプライを使用してます。高音が少し犠牲になってますが、装着感は断トツに良い。良い音で聴くにはまだまだ試行錯誤が必要みたいです。

2010年5月5日水曜日

Nick Moss & The Flip Tops / Live at Chan's - Combo Platter No. 2


『Nick Moss & The Flip Tops / Live at Chan's - Combo Platter No. 2』 (BBCD 1012)
1. Spare Ribs & Chopsticks
2. Try To Treat You Right
3. Whiskey Makes Me Mean
4. I Got All Kinds Of Love
5. Lonesome Bedroom Blues
6. Fill 'Er Up
7. Don't You Lie To Me
8. Five Long Years
9. I'm Ready
10. I Wanna Know

ニック・モスのライブアルバムは今回ので2作目。
しかも、またまた”Live at Chan's”。前回が2005年録音で、今回のが2008年録音。
余程Chan'sというクラブが気に入ってるのだろうか?それとも裏で何か

そういう下衆の勘繰りは止めといて、Chan'sが何処にあるのかググってみた。
ロードアイランド州ウーンソケットという凡そ馴染みのない地方にあるチャイニーズレストランだった。
しかし、グーグルのあのストリートビューというやつは、すごい。Chan'sの前に立って、建物の外観から通り、対面までぐるっと見渡すことが出来るのだから。
今だとライブカメラのほうが主流なのかな。鼻をホジホジしながら歩いてると世界中の人から見られちゃうよ。

さてさて、ニック・モスのライブだが、相変わらず迸る熱気がビンビン伝わって来る。
JBL4312という強力な助っ人も手伝ってくれて、圧倒的な音圧で迫力満点。
うーん最高。
今回の目玉は、今週のビックリどっきりメカ発進、ちゅう感じで登場するスペシャルゲストのルーリー・ベルだね。
後半7曲目以降の参加だが、間合いといいタメの効いたギターといい、やっぱり上手いな。ニック・モスファンとしては悔しいけど一枚上手だ。
特にいいのがベタだけれど、”Five Long Years”。イントロのタメの効いたギターは鳥肌モンで痺れる。歌もいいし、たまらんです。
ルーリーはメインで3曲やってますが、こんだけ存在感のある人が参加してるにもかかわらず、サウンドはニック・モスのサウンドなんだな。やっぱりシカゴで相当やりあってるのでしょうね。知り尽くした音、息がぴったり。改めてルーリーの凄さを思い知ってしまった。ほんと気持ちいいです。