2007年5月10日木曜日

Carey & Lurrie Bell / Gettin' Up


『Carey & Lurrie Bell / Gettin' Up』 (P-Vine PCD-23915)
At Rosa's Lounge July 27,2006
1) What My Mama Told Me
2) Gettin'Up
3) Baby Please Don't Go
4) Bell's Back
At Buddy Guy's Legends October 21,2006
5) One Day
6) Leaving In The Morning
7) Last Night
8) Low Down Dirty Shame
At Lurrie's Home July 28,2006
9) Broke And Hungry
10) When I Get Drunk
11) Short Dress Woman
12) Stand By Me


『Carey & Lurrie Bell / Gettin' Up』 (P-Vine PVDV-31)
At Rosa's Lounge July 27,2006
1) What My Mama Told Me
2) Gettin'Up
3) Baby Please Don't Go
4) Bell's Back
5) Hard To Leave You Alone
6) I'm A Fool
At Buddy Guy's Legends October 21,2006
7) One Day
8) Leaving In The Morning
9) Last Night
10) Low Down Dirty Shame
At Lurrie's Home July 28,2006
11) Broke And Hungry
12) When I Get Drunk
13) Short Dress Woman
14) Stand By Me

キャリー・ベルが5月6日、心不全で亡くなりました。享年70でした。
キャリーが活動できる間にと、デルマークが急遽セッティングしたのがこのライヴ・レコーディングだそうで、これが遺作となってしまいました。なんとも皮肉なことで残念なのですが、今となっては本当に貴重な映像となりました。

キャリーは軽い心臓発作で倒れ、お尻の骨を折って入院しており、退院後間も無くして行われたのがこのローザス・ラウンジでのライヴだそうです。体調は万全じゃないようで終始椅子に座って演奏してますが、流石にキャリー・ベルですね、貫禄十分です。ジュニア・ウェルズ作で適度にノリの良いシャッフルの曲から始まります。「ディープ・ダウン」の頃のようにブリブリという訳にはいきませんが、ベテランの味と言いましょうか、いぶし銀のハープと深みを増した歌声、痺れますね。そして、もう1人の主役ローリー・ベル、近年はテイル・ドラッガーやミシシッピ・ヒートなどのライヴに出演したりと活躍目覚しいですが、久しぶりに親父さんとのライヴ録音ということで気合入ってます。切れの鋭い鋭角なギター、冴えてますね。最近のローリーのギターの中では本当に最高の出来ですよ。2曲目はキャリーがこの日の為に用意した新曲。スローなシャッフルで結構いい曲です。3)ではローリーがヴォーカルを担当します。4)はノリノリなインスト。キャリーも元気に吹きまくってくれて、まだまだやれるよと思ったのですが。そして、5)はオリジナルのスロー・ブルース。ここでキャリーの年季の入ったクロマチック・ハーモニカが登場しますが、イントロのフレーズ、この音、メチャクチャ痺れます。歌も感情入ってて涙腺に響いてきました。また、ローリーの切れの良いギターソロがゾクゾクするんですよ。もう痺れぱなしで最高です。

11)からはローリーの自宅でのセッションが収録されてます。親子二人でダウンホームな演奏をしてます。アットホームでリラックスした雰囲気がとても良く和みました。最後にローリーがゴスペル調で「スタンド・バイ・ミー」を熱唱しますが、家族思いが伝わってきて心温まりました。

キャリー・ベル、そしてローリーの愛妻スーザンのご冥福をお祈り致します。

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