2009年2月23日月曜日

Smoky Greenwell and the Blues Gnus / Between Iraq and a Hard Place


『Smoky Greenwell and the Blues Gnus / Between Iraq and a Hard Place』 (Southland Records SCD-41)
1. Roller Coaster
2. Crazy Mama
3. Goin' Uptown
4. Between Iraq and a Hard Place
5. Back To The Boogie
6. Mean Old World
7. Blues for the Southland
8. Tell Mama
9. Blue Light
10. Key To The Hightway
11. Going Down
12. One Way Out

カトリーナで崩壊したのであろう家屋の前で、お手上げ状態のスモーキー・グリーンウェル。未だに完全復興していないニューオリンズの実情は、まさにハード・プレイスなのでしょう。しかし、流れてくるサウンドは、そんな暗く重たい雰囲気は微塵も感じさせない明るく楽しいストレートなブルースで、ニューオリンズのタフさや気質を思い知るところでもあります。

前作の「Smokin' Classics」は、いろんなジャンルからの名曲をハーモニカ・インストでカヴァーしたアルバムで、歌心のある素晴らしいハーモニカが聴けて、ハーピスト、スモーキー・グリーンウェルを十分堪能できました。

今回のアルバムは、ブルースの名曲を数多くカヴァーして、ブルースマン、スモーキー・グリーンウェルを楽しめるブルース・アルバムとなりました。

オリジナルの(3)(4)(5)(7)の内、(3)と(5)はセルフカヴァーで、(4)と(7)が新曲のようです。タイトル曲の(4)は、ジミー・リード調のゆるいダウンホーム・ブルースで、重たそうなタイトルとは裏腹にリラックスして、ほのぼのとした雰囲気はなんとも味があります。(5)はロッキンなハーモニカ・インスト。オリジナルよりもタメを効かしたサウンドで、数段カッコよくなってます。(7)はギター一本の伴奏でのハーモニカ・インスト。ルイジアナを感じさせるロウダウンなゆる~いサウンドで、何と言ってもアーシーなハーモニカは痺れますね。そして、クラレンス・カーターの(8)を挟んで後半、ブルースのスタンダードが続きますが、リトル・ウォルターの(9)、この辺りのハーモニカは深みがあるしやっぱ上手い。最後、ドン・ニックスの(11)とサニー・ボーイの(12)は、南部のブルース・ロック仕立てで、これもなかなか好いです。

特段際立ったことをやってる訳でもなく、アルバムとしては平凡かもしれませんが、とても楽しめたアルバムでした。

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