2009年2月3日火曜日

Washboard Chaz Blues Trio / Mix It Up


『Washboard Chaz Blues Trio / Mix It Up』
1. Busy Bootin'
2. Sailor Blues
3. Don't Leave Me Here
4. Call It Love
5. Go Round and Round
6. Summer's Gone
7. I'm So Glad
8. Insane and Crazy Blues
9. 1st Shot Got Him
10. Special Streamline
11. Mother Died
12. Falling Down Blues
13. Dodge
14. So Much Trouble
15. Oh, Oh, Oh

ウォッシュボードを掻き鳴らしながら歌うウォッシュボード・チャズ、リゾネーター・ギター弾きのロベルト・ルティ、ハーピストのアンディJ.フォレスト、というシンプル且つユニークな編成でブルースを演奏する、ニューオリンズのアコースティックなバンドです。

カントリー・ブルースをジャグ・バンドのリズムでやってるんですが、このウォッシュボードを掻き鳴らす「シャッカ、シャッカ、シャッカ、シャッカ、カララララ~」ちゅう独特のリズムと、ザクザク軽快に刻むリズムギターとのアンサンブルはダンサンブルでとても愉快だ。ついつい体が踊りだしそうな位のノリの良さ、ニューオリンズの人達はこれで踊ってるんじゃないかな。それに、チャズの何処となくすっ呆けたような歌い方は、愛嬌があって和ませてくれます。ホント大好きなバンドですね。

今回のアルバムで通算4作目となるわけですが、当初よりずっと一貫したスタンスを持ち続けています。この不変的なユニークなサウンドは、例えギタリストやハーピストが交代しようとも、チャズさえ居れば変わることはないと思います。実際、ハーピストがアンディJ.フォレストに変わり、より磨きが掛かって最強になりましたね。

お気に入りは、ブッカ・ホワイトのトレイン・ソングの名曲(10)。チャズのウォッシュボードとルティのアコギで刻むリズムは、高速回転する「シュッシュッ、ポッポ」で、ハーモニカが汽笛を鳴らす。常套手法だがこれがツボにはまって最高ですね。

スキップ・ジェームスの(7)はチャズの歌が特にいい。(2)でベースラインをとってるのはスーザホンかな?タメの効いたゆるいスロー・ブルースもたまらんです。哀愁漂うバラードの(11)などなど。メリハリもある良いアルバムでした。

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