2009年4月18日土曜日

Dialtone All-Star Live!


『Dialtone All-Star Live!』 (P-Vine PCD-25083)
1. SPOT BARNETT - Twenty First Century Walk
2. JOE JONAS - The Things I Used To Do
3. TEXAS NORTHSIDE KINGS - School Girl
4. THE WEST SIDE HORNS - Funky Mama
5. THE WEST SIDE HORNS - What No (What Know)
6. TEXAS EASTSIDE KINGS - Last Night
7. TEXAS EASTSIDE KINGS - Ain't Nobody's Business
8. TEXAS EASTSIDE KINGS - Cheating On Me
9. ORANGE JEFFERSON with THIERRY COGNEE - Mean Ol' Frisco
10. ORANGE JEFFERSON with THIERRY COGNEE - Good Advice
11. ORANGE JEFFERSON with THIERRY COGNEE - Ragged And Dirty
12. JOE DOUCET - Back Home
13. LITTLE JOE WASHINGTON - Little Joe Stomp
14. LITTLE JOE WASHINGTON - I Got To Love You
15. RAY REED - You Don't Have To Go

2008年3月13日。ダイアルトーンのアーティストが集結して、6時間にも亘って繰り広げられたライブ。その模様をざっと掻い摘んで収録されたのがこのライブ・アルバムだが、どうも今一つライブという感じがしない。コンピレーションということもあるだろうが、会場の歓声なんかが入ってないのはやはり寂しい。60年代みたいに歓声だけ後から被せるような愚かしいことをする必要はないが、ある程度は入ってたほうが臨場感があっていいと思うんだけどな。しかし、サウンド自体は流石にダイアルトーンだけあって、こってりと濃厚なサウンドが目白押しだ。

先ず、冒頭を飾るのはウェスト・サイド・ホーンズのサクソフォン奏者、スポット・バーネット。テキサス・トランペッツやウェスト・サイド・ホーンズの流れを汲むサウンドだが、よりブルージーでファンキー。リフレインされるサックスとファンキーなリズム、カッコいいですね。フランシス・トルバートという無名?のギタリストの16ビートのカッティングが、よりファンキーさを盛り立ててます。アグレッシブなソロもなかなか。一曲目には持って来いのインスト・ナンバー、ほんとカッコいい。

次は、ジョー・ジョナス。「テキサス・ハーモニカ・ランブル」に登場した一人で、その中でも大のお気に入り。僕はソロ・アルバムがないか探したくらい好きで、運よく何枚か手に入れることが出来たが、やっぱり、ダイアルトーンから早く出してほしいですね。さて、このライブでは大トリを務めたそうだが、1曲とはこれまた寂しい扱いじゃないですか。ハーモニカも吹いてないし。大体、6時間のライブを一枚のアルバムに納めようというのに無理がある。せめて2枚組みにするとかさ、欲を言うならDVDも出しちゃうとかね。買うよ。それはさておき、ギター・スリムの不朽の名曲を威風堂々と歌いこなしてます。ハーモニカはハッシュ・ブラウンに任せちゃってるけど、歌に専念てとこでしょうね。この迫力、圧倒されました。

「テキサス・ハーモニカ・ランブル」繋がりでは、オレンジ・ジェファーソンもこのアルバムで登場したもう一人の逸材。歌もハーモニカも特別上手いとは感じなかったが、エレキ・ギターを相棒にして、ロウダウンでイナたく素朴なサウンドは、なんだか惹きつけられるものがありますよね。この人のソロも探しましたが見つかりませんでした。もしかしたら、ダイアルトーンが初レコーディングかも。エディ・スタウトのお気に入りのようなので、そのうちソロ・アルバムも出るでしょうね。

テキサス・イーストサイド・キングスといえばダイアルトーン、ダイアルトーンといえばテキサス・イーストサイド・キングス、と言う位ダイアルトーン・レーベルの象徴的なバンドですね。初アルバムが出た時は、そりゃもう仰天しまして、何回聴いたか分からないくらいへヴィー・ローテーションしてました。この3曲もたまらんですね。なんやかんや言っても、やっぱりこのバンドが最高。

ジョー・デューセットも突然世に出てきたテキサス・ギタリストですね。このギター・インスト、ツボに嵌まっちゃったな。ファンキーなグルーヴにペキペキのギター、シビレる~。

リトル・ジョー・ワシントンの突拍子もないギターも相変わらずですな。次は何やらかしてくれるんだろうって、ほんと楽しみ。そういえば、最新作はもう発売されたのかな。

最後はレイ・リード。ジミー・リードの曲ですね。重心の低い腰だめの重たいシャッフル。
出てくる人出てくる人、皆とんでもない強烈な人ばっかで、恐るべきテキサス。
しかし、6時間もライブやって、他にどんな曲演奏したのか、気になるな。それ考えると悶々としてくる。

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