2007年2月3日土曜日

ブルース飲むバカ歌うバカ


『吾妻光良 / ブルース飲むバカ歌うバカ 増補改訂版』

この本は以前、探しても見つからず諦めてたので、今回の復刊は非常に嬉しいです。
まずは、この表紙の絵ですね。復刊の際、新たに作成されたようですが、これが最高に良い。ゲイトマウス・ブラウンに襟首捕まれて、アイテテテってなことで思わず吹き出してしまいました。吾妻氏がゲイトマウスにインタヴューした時に怒られた、というのは語り草になるほど有名な話でこの時の状況も克明に掲載されてます。怒られてもいいからお会いしたかったものです。あと、B.B.キングやアルバート・コリンズ、スヌークス・イーグリンなどなどへのインタヴュー記事やセッション時のエピソード、雑誌に掲載されたエッセイ、何だかよく分らない姓名判断や福笑いまで。そして、新たに増補されたのはブルース&ソウル・レコーズ誌での記事のようで、リトル・ジョー・ワシントンには家がないとか、犬にケツを噛まれたとか、そんな裏話も笑えました。
ブルースに造詣が深く、ユーモアたっぷりの吾妻氏ならではの内容でとても面白いですね。


『吾妻光良&The Swinging Boppers / Seven&Bi-decade』
1. 最後まで楽しもう
2. IT Boogie
3. マーケット・プレイス
4. しかしまあ何だなあ
5. カミさん不細工な方がいい(UGLY WOMAN)
6. The Sidewinder
7. 150~300
8. SILENT GEORGE
9. 学校出たのかな
10. 高田馬場へ(Loosiana)
11. 物件に出物なし2006(live)
12. On The Sunny Side Of The Street(live)

昨年の8月にリリースされた最新作です。
相変わらず愉快なジャンプやブルース、ジャイヴを聴かせてくれるのですが、
特に好きなのが、The Sidewinder。リー・モーガンのカヴァーでコミカルな歌詞が入ってくると、ちょっとムリがあるかなですが、それがいいんですね。蛇に噛まれてアイテテテだもん笑っちゃいますよ。そして、エルモア・ジェームスの3連のリフがガガガって入ってきて、これが凄くカッコいい。痺れます。こういうの大好きですね。
あと、150~300ですね。根本的にこのノリが好き。イントロのホーンもカッコいいし、
切れの鋭いギターもヒェ~っう位カッコいい。最高です。

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