『Phillip Walker / Going Back Home』 (Delta Groove Productions DGPCD115)
1)Lying Woman (Percy Mayfield)
2)Mama Bring Your Clothes Back Home (Lowell Fulson)
3)Mean Mean Woman (Eddie Snow)
4)Blackjack (Ray Charles)
5)Honey Stew (Randy Chortkoff)
6)Don’t Think 'Cause You’re Pretty (Lightnin' Hopkins)
7)Leave My Money Alone (Cornelius Greene / Jerry West)
8)Bad Blood (William Jack Dupree)
9)Lay You Down (Randy Chortkoff)
10)If You See My Baby (Cornelius Greene / Jerry West)
11)Sweet Home New Orleans (Al Blake)
12)Happy Man Blues (Randy Chortkoff)
13)Walking With Frankie (Frankie Lee Sims / John Vincent)
フィリップ・ウォーカーの久方振りの新譜です。98年の”I Got a Sweet Tooth”以来、間にライヴ盤がありますが、9年振りのスタジオ新録ですね。今年70歳。日本でしたら古希(本当は満69歳だけど)という年にアルバム発売、2重にめでたい。そんな節目だからだろうか、自身のルーツ巡りのような趣旨のアルバムみたいです。元々、オリジナルがあまり多くない人ですが、今回は全てカヴァー(レーベルオーナー作が3曲含)です。レーベルは最近注目してるDelta Groove。バックバンドもウエストコーストの面々を集めての録音で、カラッとしたノリのものが多いですね。フィリップの切れの良いギターや枯れてて渋い声も健在で、まだまだ元気だよって所を見せてくれてます。1)での少し突っ込み気味に入るギターソロは凄くカッコいいし、ラスティ・ジンのファンキーに刻むサイドギターもグーです。2)や6)はストレートにカヴァーしててローダウンでいいです。3)5)はウエストコーストのあのカラッとしたノリで楽しいですよ。ロンサム・サンダウンの7)10)は、ルイジアナ・ブルースらしいイナタさがあります。9)では、フィリップとラスティが交互にソロ取りますが、後半白熱してきて、ギターのコール&レスポンスみたいになり、スリリングで聴きごたえがあります。スウィートホームシカゴの改作11)まで飛び出し、最後はワンコードブギで〆てくれます。本当にバラエティに富んでて楽しめます。
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