『Big George Brock / Live At Seventy Five』 (Cat Head CH1004)
1) Intro by KFFA's Sonny Payne
2) Cut You Loose
3) M For Mississippi
4) Forty-Four Blues
5) All Night Long
6) Everything's Gonna Be Alright
7) No No Baby
8) Short Dress Woman
9) Bring The Blues Back Home
10) Call Me A Lover/Down South
11) Jody
2年前、突然現れて強烈なインパクトを与えたビッグ・ジョージ・ブロックが、満を持してライヴ・アルバムを発表しました。
2007年5月12日、ミシシッピのクラークスデールに在る、モーガン・フリーマンが経営しているグランド・ゼロ・ブルース・クラブでのライヴを録音されたものです。
「Live At Seventy Five」というタイトルは、ビッグ・ジョージ・ブロックが75歳だからですが、めちゃくちゃイナタいハーモニカと黒々とした図太い歌声は、とても75歳とは思えないくらいのド迫力です。ジェリー・ロール・キングスとか初期の頃のファット・ポッサムが好きな人にはど真ん中のサウンドだけれども、ズッタンバッタンしたドラムなどドタバタしたリズムがよりローダウンな感じで最高なんです。やはり、ライヴのほうが重心の低いノリで迫力がありますね。1曲目から最後まで全てカッコいい。傑作です。
ミシシッピのジューク・ジョイントでは、日夜こういうライヴが繰り広げられてるのでしょうね。古いサウンドだけど勢いのある。50年前にタイムスリップしたというよりも50年前から時間が止まってしまってるという感じだ。昼間は綿花を摘み(例えが古過ぎ)、夜になるとライヴでとんでもない音を出す。不世出のブルースマンがまだまだゴロゴロ居そうだ。そんな事を考えてたらゾクゾクしてきますね。アメリカは奥が深い。次はどんなブルースマンが突然出現するか楽しみでならない。
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