『June Yamagishi & Shinji Shiotsugu / Together Again Blues in New Orleans』
1) Not Yet
2) Statesboro Blues
3) Reconsider Baby
4) Tramp
5) Got My Mojo Workin'
6) Ain't Nobody's Business If I Do
7) The Stumble
8) The Sad Nite Owl
9) Big Legged Woman
10) My Babe
11) Blues At The Domhouse
山岸潤史と塩次伸二、ウェスト・ロードの朋友がタイトル通り再び一緒に、ニューオーリンズの地でブルースアルバムを作り上げました。
マーヴァ・ライトのバンドを中心に、パパ・グロウズ・ファンクのジョン・グロウやボノラマのクレイグ・クレインを迎えての製作という事で、山岸のテリトリーに塩次が招かれたというような感じがしてしまうし、曲もロックよりだったりして、やはり山岸中心のアルバムと言っていいのかな。なんか塩次ファンのヤッカミみたいになってしまったな。へへ
それはさておき、収録されてる曲は、オリジナルのインスト曲(1)(11)以外は、全てコテコテのスタンダードばかりで、弄り回さず比較的ストレートにブルースしてます。この手の原点回帰的な企画物のアルバムというのは、細かいことは抜きにして肩の力抜いて楽しもうじゃないかってことだと思う。そういう意味で聴くと、もろオールマンの(2)も結構楽しかったりするな。フルソンの(3)では、塩次がテキサスぽくペキペキしたギターを弾いてます。アーバンな雰囲気のスローブルースはやっぱグッときちゃいますね。他にスローの(8)でも塩次らしい端整なギターが素晴らしいのですが、山岸とのユニゾンも綺麗ですね。そして、紅一点マーヴァ・ライトが歌う(6)では、山岸の太くて粘りのあるギターも痺れるのですが、マーヴァの歌もほんと素晴らしくてジンジンしますね。クラシックなシカゴ・ブルースの(5)(10)をニューオーリンズらしくセカンド・ラインのビートに乗せてやってます。実際このアルバムの中で一番面白い曲でした。最後は山岸と塩次の共作によるスローなインスト曲。ウェスト・ロードから30数年来ファンの方々は、二人のこういうギターの掛け合いを聴いてると感慨深いものがあるのでしょうね。
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