2008年11月26日水曜日

Dr. “Feelgood” Potts / Going Down To Memphis


『Dr. “Feelgood” Potts / Going Down To Memphis』 (Pottstown PT-2007-1)
1. Going Down To Memphis
2. Ramblin' Mind Blues
3. Juke Joint Blues (Harmonica Instr.)
4. My IN-Laws
5. A Dab Of Your Love
6. Delta Blues (Harmonica Instr.)
7. Pistol Packing Mama
8. Greenwood Mississippi Town
9. I Love You Baby
10. Break Away (Harmonica Instr.)

ハーモニカを持ったヒゲ濃い~おじさん、この顔のような凄く濃い~サウンドが飛び出して来るんじゃないかなと思って買ったアルバム。

全く知らない人は、まずはallmusicで調べたりしますが、過去に3枚程アルバムを出してるようです。試聴もしてみると、ボビー・ウォーマックを思わせるようなサザン・ソウルかニュー・ソウルというのかな、そういったサウンドのアルバムで、正直「え~」って感じでした。というのもこの"Going Down To Memphis"は、メンフィスとかミシシッピとかの南部の香りが漂うこってりとしたブルースだもん。どっちが本当のドクター・フィールグッド・ポッツなんでしょうね。わかりましぇん。

それはさておき、このアルバムはメチャメチャ気に入ってます。以前紹介したビッグ・ジョージ・ブロックに匹敵するくらい。

ヴォーカルが入ってる曲は、比較的ゆるいテンポのものが多くて、ジミー・リードを思わせるまったりとしたゆるさ。(2)あたりの引き摺るようなゆるさはたまらんです。

ハーモニカはテクニシャンちゅう感じじゃないけれど、ビブラートを使って歌心のあるハーモニカだと思います。歌は黒人さん特有のあれで、ソウルフルで上手い。この声聴かされたらやっぱ敵わないと痛感しちゃうな。

ハーモニカ・インストの(3)、(10)あたりは、フランク・フロストみたいなアップテンポのデルタブルース。ジェリー・ロール・キングスほどのイナタさはないけれど、シビレるな。

(9)はメンフィスらしくハウリン・ウルフを感じさせる1曲。これもなかなかいい。
全曲オリジナルで、良い曲ばかりです。捨て曲なし!
それから、Chiemi“The Ice Lady”Fujioという人が2曲ベースを弾いてるのですが、日本人女性かな?だとしたらスゲ~!

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