『John Boutté & Paul Sanchez / Stew Called New Orleans』 (Threadhead Records)
1) Stew Called New Orleans
2) Two-five-one
3) Hey God
4) I Thought I Heard Buddy Bolden Say
5) Calll Me Superstitious
6) An Empty Chair
7) Don't Smoke Around Suzie
8) Wakes Me Up To Say Good-bye
9) A Meaning or A Message
10) Be A Threadhead
11) American Tune
John Boutte - vocals, tambourines
Paul Sanchez - vocals, acoustic guitar
Leroy Jones - trumpet
Todd Duke - electric guitar
Peter Harris - bass
ニューオーリンズを拠点に活動するジョン・ブッテとポール・サンチェスが共演したアルバムです。
ジョン・ブッテはジャズ・シンガーだけれども、ブルース、R&B、ソウル、ゴスペル、ラテンと幅広いジャンルを自分流に料理しちゃう、今や引っ張りだこの天才的シンガー。気に入った曲ならばニール・ヤングでも取り入れる貪欲性は、やはりニューオーリンズの人らしいところ。
魂を搾り出すかの如くソウルフルに歌う歌声は、鳥肌が立つほど感動的で素晴らしい。
ポール・サンチェスはアルバムを聴いた事がないのでよく知らないのだが、フォーク・ロックをやるシンガー・ソング・ライターのようです。ニューオーリンズの人ですから一癖も二癖もあるようなサウンドを出すんでしょうね。
ジョン・ブッテのアルバムが出たら意地でも購入すると言うくらいジョン・ブッテには惚れ込んでおるのですが、ブッテとサンチェス、対等にメインを張るアルバムで、一緒にライブやったり、お互いのアルバムにゲスト出演するなど、意気投合するなかで自然な成り行きで企画されたアルバムなのでしょう。
「ニューオーリンズと呼ばれるシチュー」というアルバムタイトルが何ともカッコいい。ニューオーリンズのシチューと言えば、いろんな具材を使った濃厚なスープのガンボだが、このシチューは最高の具材をトコトコ煮込んで最高の味付けをしたクリームシチューというイメージ。素朴さの中に深い味わいの個性がある。のんびり聴いてリラックスできます。
ジャズで多用せれるコード進行を捩ったであろう(2)は、キャッチーなメロディーのレトロ・スウィング調で、Leroy Jones のトランペットが兎に角レトロで、良い味出してます。サンチェスのボーカルも柔らかい歌い口で、ほのぼのとした感じがとてもいいね。
ジャズ・バラードのサンチェス作(6)は「空の椅子」という曲で、寂しげな曲調から失恋の歌なのかなと連想してしてしまったのだが、イントロのTodd Duke のギター、サンチェスのボーカル、Leroy Jones のペット、男の哀愁なるものが漂ってて、なんかたまらんものがあるな。
一転して「スージーの周辺じゃ禁煙だよ」という(7)は、Louisiana Music Factory のライブで本人達もお客さんも大爆笑してるけれど、何と歌ってるのだろう?気になるところだが、軽快なノリのニューオーリンズR&Bでブルージーなブッテの歌も最高。
このアルバムの中では特にノリのよいジャイブ調の(10)、ブルージーなTodd Duke のギターがいいね。
そして、ジョン・ブッテがボーカルを執るポール・サイモンの(11)。アコギ一本で歌われるこの曲はブッテの素晴らしさが際立ってる。何回聴いても鳥肌が立ってね、ほんとグッとくる。
ジョン・ブッテって声域が広いわけでもないし、声帯も強そうじゃない、体も小さいし、身体的に恵まれたボーカリストではないけれど、人を感動させる歌心を持ってる。それこそ、魂から搾り出すと言う感じで歌う、伝わるんだよね。
素晴らしいボーカリストに出会えて感謝せねば、スティーヴィー・ワンダーに!
「ニューオーリンズと呼ばれるシチュー」というアルバムタイトルが何ともカッコいい。ニューオーリンズのシチューと言えば、いろんな具材を使った濃厚なスープのガンボだが、このシチューは最高の具材をトコトコ煮込んで最高の味付けをしたクリームシチューというイメージ。素朴さの中に深い味わいの個性がある。のんびり聴いてリラックスできます。
ジャズで多用せれるコード進行を捩ったであろう(2)は、キャッチーなメロディーのレトロ・スウィング調で、Leroy Jones のトランペットが兎に角レトロで、良い味出してます。サンチェスのボーカルも柔らかい歌い口で、ほのぼのとした感じがとてもいいね。
ジャズ・バラードのサンチェス作(6)は「空の椅子」という曲で、寂しげな曲調から失恋の歌なのかなと連想してしてしまったのだが、イントロのTodd Duke のギター、サンチェスのボーカル、Leroy Jones のペット、男の哀愁なるものが漂ってて、なんかたまらんものがあるな。
一転して「スージーの周辺じゃ禁煙だよ」という(7)は、Louisiana Music Factory のライブで本人達もお客さんも大爆笑してるけれど、何と歌ってるのだろう?気になるところだが、軽快なノリのニューオーリンズR&Bでブルージーなブッテの歌も最高。
このアルバムの中では特にノリのよいジャイブ調の(10)、ブルージーなTodd Duke のギターがいいね。
そして、ジョン・ブッテがボーカルを執るポール・サイモンの(11)。アコギ一本で歌われるこの曲はブッテの素晴らしさが際立ってる。何回聴いても鳥肌が立ってね、ほんとグッとくる。
ジョン・ブッテって声域が広いわけでもないし、声帯も強そうじゃない、体も小さいし、身体的に恵まれたボーカリストではないけれど、人を感動させる歌心を持ってる。それこそ、魂から搾り出すと言う感じで歌う、伝わるんだよね。
素晴らしいボーカリストに出会えて感謝せねば、スティーヴィー・ワンダーに!
はじめまして
返信削除この声は本当に特別ですね
現役のシンガーで一番好きな声かもしれません
一度生で聴いてみたいです