『Rockie Charles / I Want First Class』 (Soulgate Records 2007)
1) I Want First Class
2) Before I Find The Right Girl For Me
3) I Got Your Whipper Pill
4) I Got To Stop Lying & Pretending
5) I'm A Rolling Tumble Weed
6) My Love In Vain
7) She Got A Dummy Made Of Me
8) Because Love Hurt
9) Am I Surely Blind
10) Why Did You Lie To Me
11) Will You Still Love Me
12) Don't Believe I Want To Live Again
1942年ルイジアナ州ブースヴィルで生まれ、13歳の時に家族でニューオーリンズに引っ越す。16歳で音楽活動を始め、街の小さなクラブでブルースやロックンロールを演奏していました。67年にファースト・シングル"Mr. Rickashay" b.w. "Sinking Like a Ship"でデビュー。ナッシュビルに移り、O.V.ライトやパーシー・スレッジ、リトル・ジョニー・テーラー、オーティス・レディングのロードでバックを務める。70年に入りニューオーリンズに戻ると、自己レーベルSoulgateを立ち上げ、彼の代名詞となる"The President of Soul"を発表。これがローカルヒットします。しかし、ディスコの勢いには勝てず、レコーディングの機会を無くしてしまいます。タグボートのキャプテンという仕事をやりながら細々とライヴ活動を送る日々。そんな彼に好機が巡って来るのは20年以上も過ぎた後で、Orleans RecordsのプロデューサーCarlo Dittaに見出され、1996年に初アルバム「Born For You」を発表するに至ります。
ということで、バイオを「Born For You」のライナーから掻い摘んで紹介しましたが、「波乱万丈」ロッキー・チャールズ編みたいになってしまいました。
実際、ロッキー・チャールズのサウンドはニューオーリンズという感じではなく、やはりルイジアナのスワンプ・ブルースが基本ですね。メンフィス系のソウルという側面もあり、枯れた味のあるヴォーカルとルイジアナらしいダウンホームでレイドバックしたユル~い感じがたまらんのです。
その他にミニアルバムが2枚と2002年のフルアルバム「Have You Seen My Uncle Steve」を発表してますが、今回の「I Want First Class」は今年出た新譜です。
相変わらず自主制作で、彼を取り巻く環境は決して良くないのですが、どういう形であれ発表することが大事。というか、日本人には考えられないような手作りのチープなパッケージですが、そこに生生しいリアルさを感じるのは僕だけでしょうか。
サウンドはジャケのチープさに反比例したような濃い~内容で、ホーンセクションの入ったファンキーなものや、もろ60年代のメンフィス・ソウルといったもの、ユルユルのルイジアナ・スワンプ・ブルースからニューオーリンズR&Bものまで。最高です。
Allo, can I buy that CD. Thanks Andree Leblanc
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