2008年1月25日金曜日

The Insomniacs / Left Coast Blues


『The Insomniacs / Left Coast Blues』 (Delta Groove DGCD117)
1) Stick Around
2) Serves Me Right
3) Watch Your Mouth
4) Stuttering Blues
5) Crime Scene
6) Wrong Kind of Love
7) I'm Treat You Right
8) I'm Not Sorry
9) Shake the Chandelier
10) I Got Money
11) Be Quiet
BONUS TRACKS
12) Serves Me Right (Live)
13) No Wine, No Women (Live)

オレゴン州ポートランド出身の新人バンド、ジ・インソムニアックス。
舌を噛みそうな名前だね、意味も分かんないし、で、辞書で調べたら「不眠症患者」という事らしい。あ~だから目が血走ってんのかな。凝視したら暗示をかけられそうだよ。「あなたは、も~眠くならな~い」って、、、

冗談はさておき、私個人的に注目しておりますデルダ・グルーヴという新興レーベルから発売されたアルバムでして、流石にこのジャケにはドン引きしてしまったですが、サンプル聴いたらもう迷わずポチしました。
ウェストコースト・サウンドのスウィンギーなジャンプ・ブルース・バンドなのです。

Vyasa Dodson - vocals & guitar
Dean Mueller - bass
Dave Melyan - drums
Alex Shakeri - piano & keyboard

という4人組のバンドで、このバンドを率いてるのがヴォーカルとギターを担当してる弱冠25歳のVyasa Dodson(読み方が分からん)。作詞作曲もやってて殆どがオリジナル。冷え込みの厳しいブルース界において、才能を持った若手新人さんの登場は喜ばしい事じゃないですか。で、この人、特筆すべきはギターの上手さなんです。リトル・チャーリー・バティかジュニア・ワトソンかって感じで、メイン・ギターが結構使い込まれたテレキャスターちゅうのもいい。独特のあの乾いたパキパキではなく、柔らかくて骨太のサウンドで、ウエストコーストのギタリストがよく出す音だね。

1曲目の軽快なノリのジャンプ・ブルースからシャッフル、R&Rナンバーとバンドの纏まりも良くて、軽快にロールしたり跳ねたりするピアノもなかなかいいですね。やっぱこのカラッとした明るいノリのウエストコースト・サウンドは楽しい。好きですね。(4)はジャジーなスロー・ブルースで、クリーンなトーンでキララララって弾くギターは、まるでロバート・ジュニア・ロックウッドを思わせ、お若いのに良いギターを弾きなさる。ヴォーカルも上手いほうだと思うのですが、ロッド・ピアッツァみたいに軽めですね。
結構いい曲も書くVyasa Dodson、これからがちょっと楽しみなブルースマンです。

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