『Omar Kent Dykes & Jimmie Vaughan / On the Jimmy Reed Highway』 (RUF 1122)
1) Jimmy Reed Highway
2) Baby What You Want Me to Do/Bright Lights Big City
3) Big Boss Man
4) Good Lover
5) Caress Me Baby
6) Aw Shucks, Hush Your Mouth
7) You Upset My Mind
8) I'll Change My Style
9) Bad Boy
10) Baby, What's Wrong
11) Hush Hush
12) You Made Me Laugh
ジミー・ヴォーンは言わずもがなスティーヴィー・レイ・ヴォーンの兄貴さんで、ファビュラス・サンダーバーズのギタリストだったテキサス出身のブルースマンだね。スティーヴィーみたいな派手さはないけれど、ツボを突くいぶし銀のギターが好きです。
一方、オマー・ケント・ダイクスはオマー&ザ・ハウラーズのヴォーカル&ギタリスト。テキサスで活動するハードなブルース・ロックをやるバンドですね。オマーの歌い方はハウリン・ウルフにくりそつで、これ以上誇張するとパロディーになっちゃうって感じだ。
この二人のテキサンがタッグを組み、テキサスからウエストコースト辺りの名うてのミュージシャンを集めて、ジミー・リードのトリビュート・アルバムを作り上げました。
てっきりロッキンなブルースかと思いきや、これが古典的なサウンドのブルースなんですね。参加してるハーピストもキム・ウィルソン、ジェイムス・コットン、ゲイリー・プリミチ、デルバート・マクリントンと豪華で、ハープファンも素通り出来ないしょ。なんせジェイムス・コットンが1曲ですが吹いてるんですからね。流石に年季の入ったハープは痺れますよ。
このアルバムを聴いてたら、「何も足さない、何も引かない」という某ウイスキーの名コピーを思い出しました。ピュアモルトならぬピュアブルースだ。ちょっと褒め過ぎかなですが、ジミー・リードに対する尊敬の念を感じました。
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