『Kenny Neal / Hooked On Your Love』 (Blind Pig Records)
1. Hooked On Your Love
2. Bitter With The Sweet
3. Down In The Swamp
4. Blind, Cripped, or Crazy
5. If Walls Could Talk (Robert Miller)
6. Things Have Got To Change
7. New Lease On Life (William Bell / Keith Jones)
8. Ain't Nothing You Can Do (Don Robey / Wade Scott)
9. Old Friends (George Jackson / Jimmy Webb)
10. Tell My Why
11. Voodoo Mama
12. You Don't Love Me
4. Blind, Cripped, or Crazy
5. If Walls Could Talk (Robert Miller)
6. Things Have Got To Change
7. New Lease On Life (William Bell / Keith Jones)
8. Ain't Nothing You Can Do (Don Robey / Wade Scott)
9. Old Friends (George Jackson / Jimmy Webb)
10. Tell My Why
11. Voodoo Mama
12. You Don't Love Me
ケニー・ニール、2010年リリースのアルバムです。前作同様、ブラインド・ピッグからのリリースで、ブラインド・ピッグに入ってからソウルを取り込んだサウンドを出しておりますが、今回のアルバムは更にソウル色を強くしたような感触ですね。
カヴァー曲では、リトル・ミルトンの(5)。(7)はウィリアム・ベル2006年の曲。ボビー・ブランドの(8)。スペンサー・ウィギンスの(9)。(4)はケニー・ニール作とクレジットされてますが、これはO.V.ライトの曲ですね。といった感じでメンフィス・ソウルに傾倒したかのような選曲がなされており、ケニー・ニールの行く末を示唆してるのかなという印象を受けます。
しかし、ケニー・ニールの牙城は飽くまでもルイジアナ、スワンプ・ブルースで、ソウルを混ぜ合わせ、絶妙にバランスの取れたルイジアナ産ブルーズン・ソウルという感じですね。
1曲目や2曲目のリトル・ミルトンを思わせるマイルドなトーンのギターが痺れる所で、ブルーズン・ソウルなのだけれどルイジアナ臭が漂ってるのがやはり魅力ですね。
(3)はファンク・ブルースとスワンプ・ブルースとを混合させたような曲。イメージ的には相反するサウンドの融合で、コレってアリですか?という感じなのでが、これが結構シックリきてる。この辺の感覚がケニー・ニールらしい所で、中々カッコいいリズムで好きですね。
ファンキー・ソウル的リズムがカッコいいウィリアム・ベルの(7)や、ボビー・ブランド(8)での泥臭い歌声もいいですね。そして、父レイフル・ニールもカヴァーしたスペンサー・ウィギンスの(9)、レイジー・レスターを彷彿させるスワンピーなハーモニカに兎に角痺れました。ブルージーな(8)とは一転してソウルフルに歌うのも聴きものです。
ジャンプ・ブルースの(11)も好きなんだな。
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