2008年12月17日水曜日

JW-Jones / Bluelisted


『JW-Jones / Bluelisted』 (Northernblues NBM0046)
1. Double Eyed Whammy
2. Looking the World Straight in the Eye
3. Can't Play a Playbo
4. Mad About You
5. Wasted Life
6. Somebody's Got to Burn
7. Heavy Dosage
8. That's Wrong Little Mama
9. Waiting on You
10. Doctor
11. Out of Service Blues
12. Bogart Bounces Again
13. Silent Treatment
14. Tickets on Yourself

今日紹介するJW-ジョーンズという人は、カナディアンで弱冠27歳にして卓越したギタリストなんです。カナダの人なのにギターはテキサスやウエストコースト・スタイルで、B.B.キングやアルバート・コリンズのフレーズをもろに弾いちゃってたりするが、若さゆえの思いっきりの良さですよ、なんか気持ちのいいものです。

サウンド自体はファビュラス・サンダーバーズのロッキン・ブルース的なところもあるが、全体的にカラッとしたノリのウエストコースト・ブルースちゅう感じだね。

で、このアルバム、凄いんです。なんとゲストでリトル・チャーリー・ベイティとジュニア・ワトソンが参加してるんです。この二人が顔合わせてレコーディングするの初めてじゃないかな。そして、リズム隊がラリー・テイラーとリチャード・イネス。ウエストコースト最強のリズム隊がバックに付いてるんだもの、これでサウンドがショボイはずがない。

トミー・リッジリーの(1)。ノリがいいんだよね。しかも、3人のギタリストがギターソロを掛け合うこのスリリングさ。JWもベテランに負けない位ファットなギター弾いてるし、好きな人にとっては至福の一時ですわ。

リチャード・ベリーの(4)では、ファビュラス・サンダーバーズ的なロックンロール・ナンバー。やっぱ好きだな。こんな楽しい曲はライヴで見たい。サックスでリズム刻むのなんか何回聴いても顔がにやけちゃう。アグレッシブなギターソロもいいね。

オリジナルの(7)はジャジーでスウィンギーなインスト・ナンバー。ここでも3人のギタリストがやりあってます。特にジャジーなウッドベースのソロの後はたまらんです。こういう曲をやってくれると、将来が益々楽しみになりますね。

(11)シカゴ・スタイルのスロー・ブルース。リトル・チャーリー・ベイティがハーモニカ吹いてますが、これは驚き。吹けたんだね。ナイトキャッツはリック・エストリンが吹くしね、もしかしたら初物だったりして貴重かも。

(12)ではアルバート・コリンズが登場します(笑)。しかし、ここまで弾きこなすとメチャカッコいいわ。
JW-ジョーンズ、これからの活躍がホント楽しみ。

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