2008年12月13日土曜日

Legendary Rhythm & Blues Revue / Command Performance


『Legendary Rhythm & Blues Revue / Command Performance』 (Delta Groove DGPCD-121)
1. Can't You See
2. I Feel That Old Feeling Coming On
3. Whammy Jammer
4. Still the Girl in the Band
5. See You Hurt No More
6. If It Ain't Me
7. If I Had a Nickel
8. Will It Go Round in Circles
9. She's Nineteen Years Old
10. Tell Me Mama
11. Looking for a Love
12. High on the Hog
13. Sea Cruise

カリブ海を航海する豪華客船の上で、”Legendary Rhythm & Blues Cruise”というブルースのライブイベントが毎年開催されてるそうです。毎回20組以上のバンドが参加してるみたいで、因みに2009年1月のイベントでは、タジ・マハールやアーマ・トーマス、デレック・トラックス、T-バーズ、ルーサー・ジョンソンなどなど沢山のバンドが出演するようですね。全くアメリカという国は何をやるにもスケールがでかいな。

このバンド名から察するに、イベントの為に結成された即席のバンドのように思われ、2007年10月のイベントの模様やその後のもろもろのライヴが収録されてるのがこのライブアルバムです。即席のバンドとは言え、纏まりのあるしっかりした演奏なので楽しく聴けるし、フロントが変わる度にバンドの感じがガラッと変わったりするので、そのあたりも聴き所の一つかな。

ロニー・ベイカー・ブルックスはT-バーズのような派手なロックンロール・ナンバーの(1)、ソウル・バラードの(5)、典型的なシカゴ・ブルースの(9)と、3曲とも異なったサウンドを出してるが、(1)のように仰け反りで派手なフレーズを弾いてるのが彼らしい気がする。(9)でのバディ・ガイ顔負けの感情的なギターもなかなかいいし、マジック・ディックもいい仕事してますね。そのマジック・ディックのハープはJ.ガイルズ・バンド時代から定評のあるところで、ハープ・インストの(3)、これはカッコいいです。

ディアナ・ボガートという女性ピアニストはよく知らないのですが、ロッキン・ブギウギの(4)なんか好きなノリだな。

そして、ロッキン・ブギウギといえばヒューイ・ピアノ・スミスで、(13)ではマーシャ・ボールがゲスト参加で歌ってます。声はいまひとつ出てないが、このブギウギ・ピアノとルイジアナなノリは最高だね。生ライブはもっと最高だろうな。

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