『Bryan Lee / My Lady Don't Love My Lady』 (Justin Time JUST 237-2)
1. Imitation Of Love
2. I Don't Know
3. Three Can Play The Game
4. Early In The Morning
5. Let Me Up I've Had Enough
6. Heartbreaker
7. Too Many Wolves
8. My Lady Don't Love My Lady
9. When I Been Drinking
10. Me And My Music
11. Reconsider Me
12. Just To Prove My Love To You
Bryan Lee - guitar, vocals
Marty Ballou - upright bass
Gordon Beadle - tenor sax
Mark Domizio - guitar
Buddy Guy - guitar
Doug James - baritone sax
David Maxwell - piano
John Perkins - drums
Duke Robillard - guitar
Kenny Wayne Shepherd - guitar
Richard Ward - bass
ブライアン・リーはウィスコンシン州トゥーリヴァース出身の盲目のブルース・ギタリスト&シンガーで、ニューオーリンズで活動するようになって30年近くになるそうです。
レコードデビューは91年ですが、初めて聴いたのは2003年リリースのベスト盤からで、それ以降、出るアルバムは必ず買うようになってしまった。
で、何が好きかと言うと、まずギターの音。ファットなトーンにサスティーンを効かせてアルバート・キング流に弾くギターは、やっぱり聴いてて気持ちいい。
このライブは2005年の「Live and Dangerous」の一曲目ですが、白人ギタリストの中でもブルース・ロックとは一線を画く、”ブルース・ギタリスト”という感じの粘りのあるサウンドが気に入ってます。
毎度真空管アンプの話題で申し訳ないが、こういう重心の低い図太いサウンドは、300Bよりも中低音に迫力の出るKT-88とJBL4312で申し分ない。愛用のKT-88はロシア製のGold Lionですが、いろいろ買い漁らなくてもこれ一本で十分じゃないかと思える程、いい音で鳴ってくれます。ブライアン・リーの粘りのチョーキングがほんと痺れますよ。
次のビデオクリップは、ギター・スリム作の名曲「The Things That I Used to Do」。
ここでは主に歌を聴いて頂きたいのですが、、、
どうですか、この白人離れした歌声は、目を瞑って聴いたら黒人かと思うでしょう。
ギターだけではなく歌も素晴らしいのが、ブライアン・リーの魅力なのです。
映像が途中で切れるのが残念ですが、歌い出しの「The Things That I Used to Do~♪」だけでも十分痺れちゃいます。スロー・ブルースもぶっといサウンドが売り?これもブライアン・リーらしくて好きだな。
しかし、この人ギター何本持ってんだろ。一番好きなのはテレキャスターのようだが、普通のヤツからカスタム、シンライン、色違いまで何本も見かける。その他にもストラト、レスポール、フライングV、ファイヤーバードにエクスプローラー、335、それに特注ぽい変なギターまで、基本的にソリッドなギターが多いが相当ギター・マニアのようだ。それらをステージで使用してるから良い人だね。
さて、サウンドに話を戻すと、ブライアン・リーの大方のサウンドは、アルバート・キング流のファンキー・ブルースなのだが、シカゴ・ブルースもやるし、B.B.キングっぽいジャンプ・ブルースも演奏します。そして、その根底にはしっかりとR&Bが感じられるのも魅力的なのです。
今回のアルバムは2009年にリリースされた通産12作目となります。
プロデュースは前作同様デューク・ロビラードが担当。アーティストの持ち味を引き出すのが上手い人なので、今回もブライアン・リーの旨みがギュッと詰まった美味しいアルバムに仕上がっております。
聴き所は満載ですが、中でも一番の聴き所はバディ・ガイがゲスト参加してる(4)でしょう。バディほどの超大物をゲストに呼ぶと、どうぞどうぞご自由にお弾き下さいってなるんじゃないかな。しかし、そこはバディ。自身のアルバムでは「ストーン・クレイジー」だが、ゲストとなるとちゃんと弁えて、主役が活きるギターというのを見極めてる。ロングサスティーンでファットなトーンのブライアンとパキッと切れの良いバディのコラボ、なかなか聴きものです。ベタなシカゴ・ブルースですが、どっしりとしたスローシャッフル、迫力あります。
あとは、Dr.ジョン作の(1)。Dr.ジョンも自身のアルバム「Creole Moon」で取り上げておりますが、こちらはジョニー・アダムスのバージョンが基になってます。R&Bテイストたっぷりで、軽快なノリの良いサウンド。
(6)の「Heartbreaker」はツッェペリンではなく、アーメット・アーティガン作のレイ・チャールズで有名な曲。ウッド・ベースの「ボン、ボン、ボーン~」と渋~く始まり、ピアノもサックスもR&Bだが、沈黙を破ってギターを弾きだすとブルース。ブライアン・リーらしい。ニューオーリンズらしい跳ねたリズムも気持ち良い。
(9)はビッグ・ ビル・ブルーンジーの中でも比較的マイナーな曲。カントリー・ブルースではなくジャジーなスローバラード仕立てでほんと渋い。ギターもピアノやサックスもジャジーで、ほんと心地よいサウンドを出してます。
聴き所は満載ですが、中でも一番の聴き所はバディ・ガイがゲスト参加してる(4)でしょう。バディほどの超大物をゲストに呼ぶと、どうぞどうぞご自由にお弾き下さいってなるんじゃないかな。しかし、そこはバディ。自身のアルバムでは「ストーン・クレイジー」だが、ゲストとなるとちゃんと弁えて、主役が活きるギターというのを見極めてる。ロングサスティーンでファットなトーンのブライアンとパキッと切れの良いバディのコラボ、なかなか聴きものです。ベタなシカゴ・ブルースですが、どっしりとしたスローシャッフル、迫力あります。
あとは、Dr.ジョン作の(1)。Dr.ジョンも自身のアルバム「Creole Moon」で取り上げておりますが、こちらはジョニー・アダムスのバージョンが基になってます。R&Bテイストたっぷりで、軽快なノリの良いサウンド。
(6)の「Heartbreaker」はツッェペリンではなく、アーメット・アーティガン作のレイ・チャールズで有名な曲。ウッド・ベースの「ボン、ボン、ボーン~」と渋~く始まり、ピアノもサックスもR&Bだが、沈黙を破ってギターを弾きだすとブルース。ブライアン・リーらしい。ニューオーリンズらしい跳ねたリズムも気持ち良い。
(9)はビッグ・ ビル・ブルーンジーの中でも比較的マイナーな曲。カントリー・ブルースではなくジャジーなスローバラード仕立てでほんと渋い。ギターもピアノやサックスもジャジーで、ほんと心地よいサウンドを出してます。
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