『Little Freddie King / Gotta Walk With Da King』 (MadeWright MRW65)
1. Cleo's Back
2. Bus Station Blues
3. Walking With Freddie
4. I Use To Be Down
5. Chicken Dance
6. Goin Out Da Mountain
7. Kinghead Shuffle
8. Mean Little Woman
9. Tough Frog To Swallow
Little Freddie King - lead guitar, vocal
"Wacko" Wade Wright - drums
Anthony "Sheet's" Anderson - bass
Bobby "Lighting Rod" Lewis DiTullio - harp
リトル・フレディ・キングを紹介してる上記のビデオクリップを観ると、「New Orleans Bluesman」となってますが、生粋ではなく生まれはミシシッピー州マッコム。10代の時にニューオーリンズに移って来たようで、60年近くニューオーリンズに住んでてやってる音楽がミシシッピー・デルタブルースというのはどうも不思議な感じです。血なのでしょうか、しっかりと自分のルーツを踏まえてるってことにまず好感が持てます。
そのデルタブルースとライトニン・スリム的なスワンプ・ブルースをミックスしたような感じが、基本的なサウンドです。ジョン・リー・フッカーやライトニン・ホプキンスを思わせるギター・サウンドから、ギター・スリムのフレーズもちょくちょく出てきますので、その辺りも結構好きなのでしょうね。
さて、今回のアルバムはニューメキシコのサンタフェで行われたフェスティバルでのライブが収録されてます。「the ninth annual Thirsty Ear Festival」というフェスティバルらしいですが、いろんな所でいろんなフェスティバルが開催されてるんですね。
Thirsty Ear FestivalのYouTubeがあればベストだったのですが、生憎いいのが無かったので別のライブを見てみましょう。
このビデオクリップはアルバム冒頭の曲で、なんか公園の一角でやってるようですが、
ジャズ・フェスの常連で、国外からも取材に来るようなベテランのブルースマンが、テント張ってライブだなんて、やっぱり面白い街だな。しかも、しっかりステージ衣装で決めて手を抜いてない。ブルースマンだね。
初期の頃のファット・ポッサムを思わせるサウンドで、ズッタンバッタンしてるドラムが如何にもジューク・ジョイント風。それにギターとハーモニカの掛け合いが乗っかってるんですが、このまったりとレイドバックしてるサウンドはたまらんですね。特にハーモニカは力強くブロウすることもなく、アルバム通して終始こんな感じ。これがスワンピーさにより拍車を掛けてますね。
2曲目はライトニン・ホプキンス的なギターが印象的なスロー・ブルース。(3)はジョン・リー・フッカー流のブギ・ナンバー。(4)は何処と無くギター・スリムを思わせる。華やかさや豪快さはなく、言い方は悪いがしみったれ感さえあるのだが、そういう意味では前作とは対照的で狙ってのものでしょうね。そういやジャケも正反対だ、確信犯だね。
(5)は曲名からも連想される通り、「コッコッコッコッ、コッケー」のギターで始まる、ロウダウンでノリの良いワン・コードのダンス・ナンバー。ステージでは間違いなくチキン・ダンスやってるだろうな。ハーモニカも「コッ、コッ、コッケー~」としか聴こえなくて、延々とやってんだもん、これが面白くて耳から離れない。
初期の頃のファット・ポッサムを思わせるサウンドで、ズッタンバッタンしてるドラムが如何にもジューク・ジョイント風。それにギターとハーモニカの掛け合いが乗っかってるんですが、このまったりとレイドバックしてるサウンドはたまらんですね。特にハーモニカは力強くブロウすることもなく、アルバム通して終始こんな感じ。これがスワンピーさにより拍車を掛けてますね。
2曲目はライトニン・ホプキンス的なギターが印象的なスロー・ブルース。(3)はジョン・リー・フッカー流のブギ・ナンバー。(4)は何処と無くギター・スリムを思わせる。華やかさや豪快さはなく、言い方は悪いがしみったれ感さえあるのだが、そういう意味では前作とは対照的で狙ってのものでしょうね。そういやジャケも正反対だ、確信犯だね。
(5)は曲名からも連想される通り、「コッコッコッコッ、コッケー」のギターで始まる、ロウダウンでノリの良いワン・コードのダンス・ナンバー。ステージでは間違いなくチキン・ダンスやってるだろうな。ハーモニカも「コッ、コッ、コッケー~」としか聴こえなくて、延々とやってんだもん、これが面白くて耳から離れない。
おもろ~なオイチャンですね。
返信削除名前は聞いたことありましたが、初めて聴きました。正直な感想は・・・高校生のアマチュアバンドが文化祭って感じですけども、特にあのアクションがとってつけたようでバックトゥザフューチャーを思い出します。外見はヒューバート・サムリン似で愛嬌があるので、許せちゃうのであります。エディテーラーやジミーロジャースや小出等さんを連想しました。あのベースギターのヘッドは見覚えが有るけど、やたらツマミが多くて魅力です。
真空管とオーディオ系のウェブサイトで興味湧くのを発見しましたので、近いうちにブログで紹介します。
ジャンゴさん、すいません
返信削除また、スパムに引っかかってましたです。
「高校生のアマチュアバンドが文化祭」ですか、いいですね。
ここまでゆったりまったりとイナタくデルタブルースやる人、アメリカ広しと言えども、そうそう居ないと思います。
日本では超無名ですが、アメリカでは雑誌の表紙に載るくらい有名なブルースマンです。
ツマミがやたらとあるギターといえば、日本のグヤトーンなんかが昔作ってましたよね。
実は自分も一本秘蔵してるのですが、ツワモノというかクセモノというか、そんなブルースマンが使ってましたですね、例えば、ハウンドドッグ・テイラーとか。多分、お金が無かったからでしょうけれど、しかし、あのチープさがたまらんのです。