2011年1月17日月曜日

Mississippi Heat / Let's Live it Up!


『Mississippi Heat / Let's Live it Up!』 (Delmark DE 807)
1. Let's Live It Up!
2. Steadfast, Loyal and True
3. Jumpin' In Chi-Town
4. She Died From A Broken Heart
5. Betty Sue
6. Another Sleepless Night
7. Peace Train
8. Been Good To You
9. I Want To Know
10. Enlighten Me
11. Daggers & Spears
12. Don't Cry For Me
13. I Got Some News Today
14. Until We Meet Again (Au Revoir Et A Bientot)

ミシシッピ・ヒートはイスラエル生まれのハーピストPierre Lacocqueによって、1991年に結成されたシカゴのブルース・バンドです。

まず、Pierre Lacocqueのハーモニカを聴いてみましょう。


結構トラディショナルなサウンドを出すハーピストですね。ですが、曲によってはヨーロピアンな香りも漂い、それがこのバンドのユニークさにも繋がってると思います。
バンド・サウンドも伝統を踏まえつつ、コンテンポラリーな部分も取り入れて、新しいサウンドを模索しようという感じも見受けられます。

そして、紅一点のInetta Visor、2001年に加入した黒人女性シンガー。
次のビデオクリップはこのアルバムの冒頭を飾ってる曲です。


腹の底から噴き上がる図太い声は、伸びやかで艶がある。エタ・ジェイムズを思わせ迫力があっていいですね。(7)辺りを聴くと、クワイアも入りゴスペル・フィーリングたっぷりに歌ってます。これもバンドの良さになってて好きです。

今回登場するゲスト陣は、いつものカール・ウェザズビーと今回初のジョン・プライマー。
プライマーに至っては3曲を歌っており、ミシシッピ・ヒートのアルバムとしてはここまで歌わせる必要があったのかちょっと疑問です。しかし、曲は好いんです。プライマーらしいトラディショナルなシャッフルの(2)(13)。ビートの効いたノリの良い(5)が好きだな。

カール・ウェザズビーはもう常連さんですね。ライブにもよく参加してるようですし、レギュラーメンバーと言っていいくらい息もピッタリ。(8)や(9)辺りのアルバート・キング節にはやっぱり痺れちゃいますね。

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