2011年1月27日木曜日

Guitar Red / Lightnin' in a Bottle


『Guitar Red / Lightnin' in a Bottle』 (Backspace Records)
1. Box Car No. 9
2. Lips Poked Out
3. Ain't Got Nobody But Myself
4. Three Legged Dog Blues
5. Chain Gang Blues
6. Lightnin' in a Bottle
7. Out of My Mind
8. Decatur Boy Blues
9. I Believe
10. Song About a Jimi Hendrix Song
11. Secret Track

Billy Christian Walls - Guitar, Clavinet & Vocals
Chris Francisco - Bass

ギター・レッド。何処かで聞いた事あるような、今更こんな名前名乗らないだろみたいなベタな名前のブルースマン。一体何者なのだろうか?
アルバムタイトルや60年代を思わせるジャケットも如何にもで、策略的なものを感じてしまうのだが、妙に気になって購入ボタンを押してしまったアルバムだ。

さて、このブルースマンはどういう人なのか調べるんですが、その時に頼りにしてるのが無料翻訳サイト。しかしこれが、どうも今一つちんぷんかんな訳をしてくれる。無料なのだから文句言うな、その前に英語勉強しろと、ははー御尤もで、でももう少しどうにかならないものかと常日頃から思ってるのでありますが、、、

ギター・レッド、本名をBilly Christian Wallsと言って、ジョージア州のディケーターでホームレスをしているストリート・ミュージシャンのようだ。リトル・ジョー・ワシントンとか出て来たから、ホームレスといってももう驚かなくなってしまったね。
公園や通りの路上が演奏場所だったそうだが、アトランタのBackspace RecordsのオーナーBen Rowellに気に入られて、初レコーディングの機会を得たようだ。


サウンドはアコギ一本でブルースを歌うカントリー・スタイルが基本で、リズミカルにギターを掻き鳴らしビートを効かせ、割とぶっきらぼうに歌う。結構好きなタイプだな。
紹介文を読む限りではドラッグやアルコール中毒になったり、飢えや貧困、逮捕等かなり苦労してきたそうですが、それでも、女の話やら酒の話、監獄の話を陽気に歌ってるところなんか好感持てる。
ブルースは元々ダンス・ミュージックだった訳ですし、ビートのあるノリの良い曲がいい。(1)(2)(4)(8)辺りかな好きなのは。ライトニンを思わせるロウダウンな(7)もいい。

実はこの人、カントリー・ブルース一辺倒ではなく、(6)では70年代のファンキー・ソウルをやってる。クラビネットが凄くファンキーで、この音を聴くとスティービー・ワンダーを思い出してしまうな。割りと熟れた演奏で結構やってた感じがします。
(9)ではフォーキーなSSW的サウンド。ギターのカッティングが凄く気持ち良くて、コード弾きの間に入る単音の音にハッとさせられます。ルーシー・フォスターなんかが演奏しても良さそうな曲ですね。
もっと多くの引き出しを持ってそうな感じのする人ですが、果たして次はあるだろうかな。

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