2011年2月23日水曜日

Nick Curran & The Lowlifes / Reform School Girl


『Nick Curran & The Lowlifes / Reform School Girl』 (Eclecto Groove Records)
1. Tough Lover
2. Reel Rock Party
3. Reform School Girl
4. Kill My Baby
5. Psycho
6. Sheena's Back
7. Baby You Crazy
8. Ain't No Good
9. The Lowlife
10. Dream Girl
11. Flyin' Blind
12. Lusty L'il Lucy
13. Filthy
14. Rocker


ニック・カランは1977年メイン州ポートランド生まれで、テキサスで活躍してるブルース・ギタリスト&シンガー。ニック・カランという名を目にしたのは、ジュニア・ワトソンの2002年のアルバム「If I Had a Genie」が最初だったと思う。そして、ファビュラス・サンダーバーズのメンバーとなり「Painted On」に参加したことで知るところとなった訳です。また、ダイアルトーンのテキサス・ノースサイド・キングスにも参加してましたね。気になる存在ではあったのですが、ちょっと立ち位置が分からない人でしたので、何枚かあるソロアルバムも聴かず仕舞いでした。どうもセッション・ギタリストとしての顔とソロの顔は違うようですね。

さて、今回のアルバムはデルタ・グルーヴの中ではロック部門のEclecto Grooveから2010年にリリースされた自身通算5作目となる最新作です。
一発目はエタ・ジェイムスのR&Bナンバーですが、エタ・ジェイムスというよりもリトル・リチャードという感じで、50年代のロックン・ロールをワイルドに演奏してます。テキサス・ノースサイド・キングスでも「Slippin' and Slidin'」をやってましたし、他の曲でも我鳴ってはいますが語尾を上げる歌い方もリトル・リチャードだってりして、結構好きなのでしょうね。
2曲目はロカビリーで、元々ブルース・バンドからスタートした人なのですが、ロカビリー・バンドにも在籍した事があるみたいで、その辺りの影響なのでしょか。ボーカルにエフェクトを掛けてパンキッシュさを出してる所は好き嫌い分かれるところでしょうね。
3曲目はもろロネッツですね。The Modsがアマチュアだった頃よくこういうサウンド出してました。なんか懐かしいサウンドで、結構好きです。
ラモーンズを思わせるイントロから始まる(5)や(7)なんかは、アメリカらしいホットロッド系のノリノリのサウンド。(7)ではブルージーなギター・ソロも聴けるが、ワイルドなロックン・ロールが真骨頂という気がしてきました。家の中で椅子に座って聴くよりかは、車の中でガンガン聴くほうが楽しいサウンドですね。

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