『Bob Corritore / Harmonica Blues』 (Delta Groove DGPCD139)
1. What Kind Of Man Is This? - Koko Taylor: vocals
2. Tell Me 'Bout It - Louisiana Red: vocals & guitar
3. Things You Do - Dave Riley: vocals & guitar
4. Baby Don't You Tear My Clothes - Nappy Brown: vocals
5. 1815 West Roosevelt (Bob Corritore)
6. That's All Right - Robert Lockwood, Jr.: vocals & guitar
5. 1815 West Roosevelt (Bob Corritore)
6. That's All Right - Robert Lockwood, Jr.: vocals & guitar
7. Tin Pan Alley - Big Pete Pearson: vocals
8. Sundown San Diego - Tomcat Courtney: vocals
8. Sundown San Diego - Tomcat Courtney: vocals
9. That's My Baby - Eddy Clearwater: vocals & guitar
10. Things Have Changed - Henry Gray: vocals & piano
11. Big Fat Mama - Pinetop Perkins: vocals & piano
12. No More Doggin' - Chief Schabuttie Gilliame: vocal
13. Bumble Bee - Honeyboy Edwards: vocal & guitar
14. I Need To Be Be'd With - Carol Fran: vocals
15. 6 Bits In Your Dollar - Little Milton: vocals & guitar
ボブ・コリトアはシカゴ出身で、プロデューサーとかもやってるベテランハーピストなのですが、アリゾナ州のフェニックスで「Rhythm Room」というブルースクラブを経営してます。
そのクラブで行われたライブを収録した「House Rockin' and Blues Shoutin'」というコンピレーションアルバムを2007年にリリースしてまして、シカゴやウェストコースト、テキサスのブルースマンのライブが纏めて聴ける、結構楽しいアルバムでした。
今回、ボブ・コリトア名義のアルバムがデルタ・グルーヴから発売されると聞いて、遂にオリジナルアルバムが出るかと期待したのですが、内容は色んなブルースマンと共演した1989年から2009年のセッションを集めたコンピレーションアルバムでした。1999年に「All-Star Blues Sessions」というアルバムをリリースしてまして、これはP-Vineからも出たのですが、このアルバムの続編という感じですね。
ココ・テイラーから最後のリトル・ミルトンまで、著名なブルースマン達とのセッション。それぞれ個性的で楽しいですね。バックバンドを勤めてるのは主にRhythm Room All-Starsに参加してる面々で、中にはサックスのEddie ShawやEddie Taylor Jr.、ハウリン・ウルフのドラマーChico Chismなどが参加してるのも見逃せないところ。それぞれのサウンドにキッチリ対応してて、百戦錬磨のつわもの揃いという感じですが、何よりボブ・コリトアのハーモニカがいいね。やっぱり根っからの職人気質のハーピストなんだなって気がします。ほんと気持ちの良いサウンド出してますね。
もう全曲が聴き所なのですが、その中でもナッピー・ブラウンの(4)。スワンピーなボブ・コリトアのハーモニカも渋いのですが、それに合いの手を入れるナッピー・ブラウンもめちゃ渋い。このまったりとしたスワンピーなサウンドはほんと味わい深いね。
(5)は唯一ボブ・コリトアがメインと言っていいインスト・ナンバーで、アンプリファイド・ハープのブロウがとにかくカッコいい。Eddie ShawのサックスからBuddy Reedのギターとソロを回していく辺りはブルース・バンドの醍醐味の一つで良いと思うのですが、ボブ・コリトアはちょっと控え目な人というか、回りの人達を凄く大事にする人のように感じます。
ビッグ・ピート・ピアスンのスロー・ブルース(7)も結構好きだな。ハーモニカといいギターといいピアノといい、この哀愁漂う音色は沁みるね。それにビッグ・ピート・ピアスンが感情表現豊かに歌うでしょう、たまらんです。
ジャンピーなパイントップ・パーキンズの(11)、迫力のキャロル・フランにリトル・ミルトンも勿論最高です。
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