2011年5月25日水曜日

Dr. "Feelgood" Potts / Memphis Blues International


『Dr. "Feelgood" Potts / Memphis Blues International』 (Pottstown Records)
1. Memphis Blues International
2. Beale Street Stomp (Harmonica Instr.)
3. Leave Well Enough Alone
4. Gravy Train Blues
5. Going And Buy Me Some Whiskey (The Whiskey Song)
6. My Mother In-Law
7. I Wanna Get Physical With You
8. Home Town Boogie (Harmonica Instr.)
9. I Can't Joy Ride (The Gas Song)
10. Monkey Doing Man


ドクター・フィールグッド・ポッツはミシシッピー州グリーンウッド生まれで、メンフィスを拠点に活動しているシンガー&ハーピスト。2007年リリースの「Going Down To Memphis」というアルバムで初めて聴いたのですが、デルタ・スタイルのダウン・ホームなブルースを演奏するブルースマンです。以前にも何枚かアルバムを出してましたが、そちらはサザン・ソウルでして、元々はソウル・シンガーだったようですね。
今回のアルバムも前作同様、がっつりダウン・ホーム・ブルースしてまして、デルタと言えばデルタ、メンフィスと言えばメンフィス、そんな感じに聴こえます。シャッフル・ナンバーがメインの構成で、時折スロー・ブルースも挿入して単調にならないようにしてるのですが、濃厚でドロドロッとしたサウンドではなくて、軽快にドライブしてるというのが特徴。しかし、歌は結構ディープですね。ハーモニカはアンプリファイド・ハープは使用せず、ダイアトニックを強力に吹いてます。トラディショナルなスタイルでライス・ミラー辺りを思わせますね。
収録曲は全てオリジナルで飛び抜けて凄い曲というのはないのですが、小細工なしのストレート勝負、この無骨さがたまらん魅力なのです。

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