『Big Sam's Funky Nation / King Of The Party』 (Sammy Williams Music)
1. King Of The Party
2. Krunked Up
3. Rage On!
4. Straight To It
5. Rock Yo Soul
6. Take 5
7. Hard To Handle
8. Big Ole Booty
9. See Me Dance
10. Work It
11. Dance Floor
17. ?
Big Sam Williams - vox/trombone/effects
17. ?
Big Sam Williams - vox/trombone/effects
Drew "Da Phessah" Baham - backup vox/trumpet/effects
Takeshi Shimmura - guitar
Eric Vogel - bass
Desmond "Chocolate Milk" Williams - drums
Feat..Khris Royal on sax #10
サミー”ビッグサム”ウィリアムスはダーティ・ダズン・ブラス・バンド(DDBB)に影響されて15才でトロンボーンを始めたそうですが、4、5年後にはそのDDBBに加入してるんですね。参加したアルバムは2002年「Medicated Magic」、2004年「We Got Robbed: Live in New Orleans」と「Funeral for a Friend」の3枚。「Medicated Magic」の冒頭を飾った曲はサミーの作曲で、演奏能力がずば抜けてたのは言うまでもなく、作曲の才能も備え持っていた。これは後に開花する事になるのですが、サミーが如何に期待されてDDBBに迎え入れられたか、容易に推し測れますね。
しかし、加入1年後位に自身のバンド、ビッグ・サムズ・ファンキー・ネイション(BSFN)を立ち上げ、2004年(2003年?)にデビュー・アルバム「Birth Of A Nation」をリリースする訳ですが、その時はまだ22才位で、トントン拍子で駆け上がり、今ではニューオーリンズを代表するトロンボーン奏者ですもんね。凄い若者です。
さて今回のアルバムは2010年にリリースされた通算4作目となりましたが、2年に1枚は発表してますので順調だなという感じですね。
デビュー時のサウンドは、今のDDBBをもっとジャズ寄りにした軽快なノリが特徴でしたが、新作を聴く度に段々ロック色が強くなって、60年代後半のハード・ロックなのですが、Bonerama のサウンドに近い感じです。Bonerama はトロンボーン軍団でスーザフォン使いなのでホーンの厚味が凄くて、やっぱりブラスバンド的かな。BSFNはスーザフォンではなくベースを使用してるので、リズムも凄くタイトなってるのが特徴で、ジャム・ファンク・バンドという感じですね。トロンボーンのハードロック的リフや重低音の迫力も凄い。
60年代のサザン・ソウルやR&Bに傾倒している曲があるのも魅力を感じる所で、今回のアルバムではオーティスの曲をカヴァーしてますが、ファンク・ナンバーにしても、疾走感溢れるサウンドながらタメや間を活かしたバンド・アンサンブルはカッコいいですね。
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