『Duke Robillard / Passport to the Blues』 (Stony Plain SPCD 1349)
1. Workin' Hard For My Uncle
2. Hong Kong Suit
3. Blues Train
4. Girl Let Me Tell Ya
5. Rhode Island Red Rooster
6. Fatal Heart Attack
7. Make It Rain
8. When Your're Old You're Cold
9. Text Me
10. Duke's Evening Blues
11. The High Cost Of Lovin'
12. Grey Sky Blues
13. Bradford Boogie
今なお絶大な人気を誇るブルース・バンド、ルームフル・オブ・ブルースの創設者で、初代ギタリストでもあったデューク・ロビラード。ジミー・ヴォーン脱退後のファビュラス・サンダーバーズ加入を始め、多数のレコーディング・セッションに参加する最も信頼されてるギタリストです。ブルースは勿論、ジャズ、スウィング、ロック等弾き熟す様は職人的で、そういえば、Duke Robillardブランドのギターも製作しているようで、正に職人という感じですね。
ソロ・アルバムも80年代中頃から精力的に作製しており、ここ最近は年1ペースじゃないですかね。押さえるのは大変なんで見て見ぬ振りをしてたのですが、2010年にリリースされた今回のアルバム、デュークの顔に釣られて購入してしまった。トム・ウェイツ以外は全てオリジナルで、意欲的に取り組んだ作品なのかなという感じです。
ブルース・ロックの(1)から始まって、ラテン系のボー・ディドリーを思わせる(2)、ミシシッピのディープなデルタ・スタイルの(5)、トム・ウェイツの(7)は、デュークの歌声がトム・ウェイツに聴こえてきてちょっと苦手。スロー・テンポのジャズ・ナンバーの(8)、ウォームなトーンのギターとかこの辺りのサウンドはいいね。(9)はファビュラス・サンダーバーズ・スタイルのテキサス系ロッキン・ブルース。これは好きです。ストレートなブルース(12)でのペキペキ・フレーズやトーンには痺れるところです。(13)はデルタ・スタイルのブギ・ナンバー。あれ、スウィンギーな曲が無かったな。これがちょっと残念。あと、やっぱり歌がね、これがもうちょっとどうにかなれば最高なんですが、、、
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